“毎日死にたかった” 悩みを持つ女性の相談に… 長渕剛が「私はダメだ。ともっと思えばいい」と回答したのは何故か?
【映像】長渕剛が「毎日死にたかった」悩みを持つ女性にエール

長渕剛が子どもに関する悩みを抱えた女性に優しい励ましの言葉を送った。

【映像】長渕剛が「毎日死にたかった」悩みを持つ女性にエール

3月25日、26日の2日にわたって放送された『君たちが未来だ!』(ABEMA)は、未来を担うZ世代の若者たちと一緒に、長渕剛をはじめ、歌手の安斉かれん、ラッパーのAK-69、参議院議員の神谷宗幣氏、画家の笹田靖人といった多様なジャンルの先輩たちと語り合い、ともに未来を見出していくトーク&ミュージック番組だ。

MCの大窪シゲキによる「夢を口に出せない人はどれぐらいいる?」という問いかけに、会場では複数の手が上がり、1人の女性の手にマイクが渡った。

「子どもがすごく大好き」と語るその女性は、1人目の子どもはすぐに授かったが、その後2回の流産を経験したことを涙ながらに告白。現在は妊娠しており「あと少しで5か月になる」と経過について語った。

当時の心境について「本当にもうだめだと思って、もう毎日死にたくて」と、非常に苦しかったことを明かしたが、そのたびに長渕のツアーに足を運び、背中を押してもらったのだと振り返り「今日お腹の子とここに来られてすごくうれしいです。生きていてよかったです」と、長渕に感謝した。

長渕は「ありがとう」と言葉をかけると、「現実というものはとても残酷です。僕も語ればたくさんの目を覆いたくなるような、そんな現実に直面した。あなたと同じように何回も死にたいと思ったよ」と女性に共感を示した。

続けて「だけど、『よっこいしょ』とね、明日を数えて、その残酷とちゃんと対峙する自分がいるということに気づく瞬間があるんですよ。環境は複雑で、現実は残酷で、どんどんどんどん呪えばいい」と言い放った。

そして「人をやっかみ人を呪い、自分自身を卑下し『こんな私はダメだ』ともっともっと思えばいいよ。大丈夫だよ。なぜかと言うとね、人間というのは残酷であればあるほど自分自身というものにそこを乗り越えようとするスイッチを持っているんですよ。そのスイッチが苦境であればあるほど大きな起爆剤になります」と語った長渕。

「特に生命(いのち)、これはとっても大事。我が子を亡くした悲しみにのたうちまわる人間は、絶対に人を粗末にしないです。僕よりもあなたはもっともっと優しい人間になれるってこと」とエールを送り「どうか忘れないで、いいね?」と優しく言葉をかけると、女性はしっかりとうなずいていた。

さらに長渕は「夢は持たなくていいです。夢なんかなんで持てるのよ、この時代に。見てよあの大人たちを。ちっとも格好よくない、あんな大人になんかなりたくない。そんな風に僕は思っていまでも生きているよ。『ひょっとしたら僕なあんな大人になってやしないか』いつもそう思ってさ。僕も死にたい夜を毎日毎日数えている」と、自身の胸の内を明かした。

長渕は「だけどひとつだけ言うよ。憧れを持つことです」と、ゲストたち1人1人にリスペクトを込めた言葉を送りながら、彼らに憧れを持つのだとZ世代に訴えた。

「嫉妬するんです。大いに嫉妬するんだよ。『いいなあ、いいなあ、いいなあ』って。そしたらその瞬間に大きなスイッチが入るんだ。『私も僕もやるぞ』そうしたらもう夢は自分の手中に収まる。そういうものだ」と、夢を手に入れる方法について語った。

(ABEMA 『君たちが未来だ!』)

君たちが未来だ!長渕剛が遺すメッセージ #1 #2 | 新しい未来のテレビ | ABEMA
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TSUYOSHI NAGABUCHI on ABEMA - 長渕剛LIVE&トークセッション - #1:君たちが未来だ!〜夢なんか持てるわけねえ。〜 (音楽) | 無料動画・見逃し配信を見るなら | ABEMA
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