ナスDがヒマラヤの旅を続ける中で、エリック・ヴァリ監督のアカデミー賞受賞作品映画『キャラバン』ロケ地に訪れる場面があった。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。
出発から6日目、人が住める世界で最も高い5100メートルという天上の世界「ケバ・ラ(峠)」に到着したナスD一行。ここからは、標高5000メートル超えの高所の旅となる。今回は仏教の大蔵経を求めた河口慧海がチベット潜入を果たした「クン・ラ(峠)」(5400メートル)を目指す。果てしない旅だ…。
険しい川沿いを2時間歩き続けると、目的の集落にたどり着いた。そこは「ヤクホテル」。なんと映画『キャラバン』ロケ地の一部のようだ。元テレビ朝日の“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏が「『キャラバン』を作った時にごっそり儲かった人がいて、ここに作ったそうだよ。撮影ベースになった地」と説明すると、ナスDは「そうなんですか!」と驚いていた。
『キャラバン』はフランスの写真家であるエリック・ヴァリ監督による、ドルポを舞台にした映画。ネパール映画として初めて、アカデミー賞・外国語映画賞にノミネートした。
その映画の舞台となったのがツァルカ村。村には何軒かホテルや商店が確認できるが、ホテルの女将は「20年前に映画の撮影隊が来て、その時に稼いだお金で建てました」と話してくれた。女将曰く、過去にはホテルが4軒あったそうだが、そのうち2軒は営業していないという。
標高4110メートル、人口およそ300人の60世帯が暮らすツァルカ村。電気もない、昔ながら街並を見て、視聴者は「ココで映画撮影⁈ マジかよ…」「素晴らしい世界が広がってる…」「キャラバン見てみたい!」などの声をネット上に寄せていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)




