アニメ「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」が、7月2日よりスタートした(順次放送中)。特別バージョンのエンディング曲としてシンガーソングライター・大原ゆい子が歌う「Clover」が流れて、「初っ端から特殊EDとは」と視聴者を驚かせた。
アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」シリーズは、理不尽な孫の手氏による同名ライトノベルが原作。34歳引きこもりニートの主人公が少年ルーデウス(CV:内山夕実)として異世界に転生し、「今度こそ本気で生きる」と奮闘する物語だ。2021年にアニメ第1期が放送され、好評を博した。
ファン待望の第2期の初回にあたる第0話「守護術師フィッツ」では、ルーデウスの幼なじみのシルフィエット(CV:茅野愛衣)らしき人物がアスラ王国の庭園に落ちてくるところから始まった。アスラ王国の第2王女・アリエル(CV:上田麗奈)は、このままでは謎の少女が王国侵入の罪で咎められるとして、名前を変えて自分の守護術師になるように提案した。
その後、少女は“フィッツ”と名前を変えて、アリエルを守っていた。しかし暗殺者の襲撃を受けてしまい、アリエルは、フィッツのためを思って守護術師から外そうとする。しかしフィッツは「今度は自分の意志で、僕はアリエル様と一緒にいきたい」と返した。
もともと「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」のエンディングテーマに大原ゆい子の「ムスビメ」が起用されたことが発表されていた。しかし、フィッツとアリエルの絆を感じさせるシーンで流れたのは、「ムスビメ」ではなく、同じ大原が歌う「Clover」だった。
しっとりとした曲調が感動的な展開を彩り、視聴者からは「流れた瞬間ウルっとしてしまった」「ED神曲ありがとうございます」といった反響が広がっている。エンディング曲が変わるサプライズ演出に、「初っ端から特殊EDとは驚きました」と目を丸くしたファンもいたようだ。アニメ第1期から作品に携わる大原の歌声が「今回も良い曲」「大原さんの歌声と無職転生は本当にぴったり」とあらためて称賛されている。
第0話「守護術師フィッツ」
【あらすじ】
アスラ王国の王族の庭園で、突如現れた魔物に襲われた第二王女・アリエル。魔物の手によって護衛が倒れる中、そこに現れたのは…!? それから月日がたち、王位継承の権力争いの空気が渦巻く王宮に、“無言のフィッツ”と呼ばれる人物の姿があった。
(C)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生II」製作委員会