ナスDの特技といえば絵画だが、そんなナスDの描く絵がヒマラヤに住む原住民から絶賛される場面があった。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。
旅も10日目。クン・ラ(峠)5400メートルを目指す道中も険しい峠越えが続く。そんな中、ほどなくして現れたのが5000メートルを超える峠モー・ラだ。体力自慢のナスDですら、その急勾配に「急だなここは…ゆっくり行かないと危ないですね」と口にする。
モー・ラ(峠)に到着すると、24年前に元テレビ朝日の“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏が立てた旗があった。大谷氏は「僕らが最初に石を積んで、今では(旗が)こんなに大きくなった」と話した。ナスDはその場所に最新の旗を付け加えた。
ナスDは5027メートルのモー・ラの頂で、やりたかったことがあるという。得意の絵を描くということだ。「みんなはエベレストとかK2に登ろうとしますよね。でも僕は登山家ではないからそういうことはできないんですよ。でも絵は描ける。これが僕ができる精一杯です」と話すと、大谷氏は「ここでデッサン描いた人、いないんじゃないの?」と反応していた。
ナスDはヒマラヤの旅を通して、人々を絵で幸せにしてきた。ここでもモー・ラ(峠)の絵を現地の人に見せると、拍手喝采。皆からは笑顔があふれ、ある方は「君の絵はすべての人を幸せにするよ!」と大絶賛していた。
絵を描くのは理由があるという。絵を描きためて、個展を開きたいのだそうだ。そこで絵を販売し「売れた金額を全額寄付したいなと思っています」。ナスDは「これは自分にしか、できないこと。覚悟決めてきているんで、そのお金がドルポに住んでいる人たちに届けばなと思っています」と力強く結んだ。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)