『ナスD大冒険TV』で標高8848mを誇るエベレストの危険な実態について語られる場面があった。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。
旅も10日目。朝食を食べながら、ナスDは元テレビ朝日の“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏に質問攻め。そんな中でナスDは「エベレストはベースキャンプがあるじゃないですか? 何回にわけて登るんですか?」と聞くと、大谷氏は「5回」と答えた。
それから大谷氏は「第5が最終キャンプ地点で、最後のベースキャンプから3日間くらいで登頂を目指す。最近は酸素ボンベは使わないんだよね。大体、無酸素で登っちゃうんだよね」と明かした。
しかし、無酸素で登頂を行えるのは選ばれし少数のプロだそうで、上で酸素が切れるとやはりとても危険なのだそうだ。本来、エベレストの登山者は平均7本の酸素ボンベを使用するという。重さは1本約4kgで合計で1人分約28kgにもなる。
1本のボンベで9時間〜10時間ほどは持つのだそうだが、大谷氏は「そのタイムリミットを過ぎると突然パタンって逝っちゃうんですね」「(山頂付近で)待ち時間が長すぎて」と話す。
エベレスト1日の最高頂上到達者数は2019年5月23日に記録された354人。なんと頂上付近では行列も起きることはあるそうだ。大谷氏は「写真を撮ってすぐに降りないと、次の人が待っているから」と過酷な旅の中でもマナーが必要なことを説いていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)