ナスDがヒマラヤ取材中に高級食材に遭遇。なんと1kgあたり「800万円」で取引されたこともあるそうだ。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。
ヒマラヤ旅も10日目。標高5000メートルを超える過酷な環境でも、植物の姿は確認できる。チョイ・ラ（峠）5051メートルを越えると、景色は一変し、珍しい高山植物で満ちていた。ナスDは「下におりなかった植物たちですね。だから原種と言われてるんですよね」と説明した。
そんな中でナスDは旅人と遭遇した。どうやら「冬虫夏草（とうちゅうかそう）」を採りにきたようだ。冬虫夏草とは、中国で漢方として用いられてきたキノコの一種。現地では「ヤルツァ・グンブ」と呼ばれ、高所に自生し数も少なく、高値で取引される。
楊貴妃も愛したとされる冬虫夏草。ナスDは「2008年北京オリンピック、中国が歴代第1位の金メダル51個を獲得しました（※後の公式記録48個）。その原動力が冬虫夏草だったっていうので、人気に火がついて、1kg80万円だったものが、1kg800万円で売り買いされるようになったそうです。そして（ヒマラヤに）人が集まるようになったと」と説明していた。
冬虫夏草は菌が生きた昆虫に取りつき、栄養を吸い取り成長したもの。実に奇妙な生態だ。ナスDは「滋養強壮の秘薬として珍重されてきました。特に肺・腎臓の衰えを抑制するのが特徴」と説明。夏の時期に採れる冬虫夏草は良質とされ、取材時の段階では強壮剤・漢方として1本1000ルピー（1000円）で取引されたそうだ。
（ABEMA『ナスD大冒険TV』より）
