ひろゆき、一緒にアフリカを旅した東出昌大は「すごく便利な人」「次の旅にもついてきてほしい」『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』インタビュー
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 8月12日(土)21時よりABEMAにて『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』が配信される。感情的な姿を見せず、淡々とクールに人を論破する姿が印象的なひろゆき。今、世間の人たちはひろゆきの困っている姿を見たい!?そんな願望をかなえるために、番組では、ひろゆきをアフリカのナミブ砂漠に置き去りに。移動手段は、陸路のみ。限られた予算と一癖ある同行者と共に、ひろゆきは無事にゴールまでたどりつくことができるのか!?ABEMATIMESは、旅を終えた直後のひろゆきを直撃。旅での印象的な出来事、思い出を聞いた。

【映像】砂漠でヒッチハイクに初挑戦するひろゆき

旅の詳細が決まったのは出発の前日「仕事ができないやつらが集まっている」

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――長旅お疲れさまでした。アフリカ横断という大変な旅だったと思いますが、まずは企画を聞いたときのご感想から教えていただけますでしょうか。

最初は「どこに行くかわからないけど、1カ月(予定が)ほしい」と言われました。プロデューサーが高橋弘樹さんだったので、どうせ変なことをさせられるんだろうなと思いながら、とりあえずスケジュールを空けておきました。

――旅の詳細がわかったときはいかがでしたか。

アフリカに行くと聞いたのは出発する2カ月前だったのに、最終的に移動する場所が決まったのがロケの1日前でした。その前にスタッフが立てた計画だと企画が成立しなかったので、高橋さんと話して、結局、前日に一緒に決めた感じになりました。本来、話し合い自体は2カ月前にできたはずです。計算したら無理だとわかることを前日まで誰もやらなかった。仕事ができないやつらが集まっているんだなと思いました。

生まれて初めてのヒッチハイクに挑戦「2人で1つのシートベルトをつけました」

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――現地での出来事をお聞きしたいです。印象的な人との出会いはありましたか。

月の稼ぎが2万円くらいだというタクシーの運転手の人が、お金を貯めて娘さんをオランダ留学させることが決まったという話をしてくれました。その人のタクシー代をディレクターが200円くらい値切ろうとしていたのは印象的です。

――心苦しいです…。ヒッチハイクも経験されたそうですが、いかがでしたか。

やるという企画になっている以上やるしかないので、止まってもらって乗っただけです。出会う人たちはみんないい人で、車を降りた後にビールを奢ってもらったり、国境まで行くよっていう車に出会ったときには、8時間ぶっ通しで乗せてもらったりしました。あとは、シートベルトが壊れている車で、2人で1つのシートベルトをつけたこともありましたね。

――ぎゅうぎゅう詰めですね(笑)。

日本の満員電車よりもずっと楽なので。赤の他人が押し合いへし合いしているのと比べたら、ただ横に座っているだけなので何の問題もないです。

――(笑)。美味しかった、気に入った食べ物はありましたか。

初めて食べたものだと、カルダモンの香辛料の実とか、コショウの実とか。それを生で食べられたのは割と面白い味でした。コショウは、乾燥しているものはみなさん食べたことがあると思いますが、そもそもコショウは植物なので、草の汁がもうコショウ味なんですよね。それは割と美味しかったです。

――現地の人が作った料理などはいかがでしたか。

基本的には肉を焼いて塩やトマトソースで味をつけて、とうもろこしなどの穀物で作るご飯みたいなもので食べるというものばかりで、味付けにはバリエーションはないんですよ。鶏は、現地の鶏と、交配した鶏があって。現地の鶏は少し値段が高くて多少美味しかったですね。そういう素材の味の違いはありましたけど。

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――お酒はいかがでしたか。

どこでもビールが100円くらいで買えますし、現地のお酒も美味しかったです。酒は毎日飲みました。チブクというトウモロコシで作るお酒があるんですけど、気に入って買って帰りました。酸味があって甘みのないトウモロコシ汁とトウモロコシのカスが入っているみたいな。どぶろくの甘くないバージョンみたいな味です。

――美味しそう。飲んでみたくなります。寝床、トイレ事情もお聞きしたいです。

一泊1000円くらいのバックパッカー宿に泊まっていて、共同のトイレがついていました。穴が掘ってあるだけのトイレもありました。

――穴だけのトイレってすごいですね。気にならなかったですか。

洋式便所で誰が座ったかわからないようなところに肌が触れるくらいなら、穴のほうが清潔かな、くらいの気持ちでした。乾燥しているので匂いもあんまりしないんですよ。寝床も、ジャンケンして負けて僕がソファーに寝たくらいで、友達の家に泊っているような感覚でしたね。

現地の人は本当にいい人ばかり「困っていることがあるとなんでも教えてくれた」

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――旅にはゲストとして東出昌大さんとToshlさんが途中で合流したそうですね。お二人の印象はいかがですか。

ToshIさんとは実はそんなに長い時間会っていないんです。東出さんは、すごく便利でした。例えば、食材を買って、今日はここで料理を作ることになりますってなると、東出さんは、その日に残ったビールや食材をバックパックに入れて全部持って移動するんですよ。だから次の日に食材を調達できなくて、ご飯はナシかなって思っていても、普通に東出さんが料理を作り始めてくれました。いきなり専属シェフがついたような感じでした。

――頼もしい旅の友になったんですね。アフリカを旅するのは過酷なイメージがありますが、楽しいこともいっぱいありそうです。

英語が通じて、基本的にみんな親切なので、困ったことがあっても誰かが助けてくれました。教えてくれて、連れて行ってくれて、本当に現地の人には支えてもらいました。

――ほかにも旅をしながらいいなと思った国民性などはありますか。

欧州的な考え方だと誰かが儲かったときにその人が独占して、そのお金持ちが産業を作ります。でも、アフリカの人は誰かが儲かったら、みんなで分けるんですよ。その結果、産業が生まれず発展もしない。その代わり、食いっぱぐれないし、みんな平等でもめごとが少ない。どっちが正しいとか悪いかとかではなく、そういう違いがありますね。

――実際に平等を実感した瞬間はありましたか。

ガソリンスタンドで飴の袋を配っている人がいたんですよ。みんなに配っていて、僕にも回って来ました。ようは、その人が飴をどっかで売ったらお金になりますが、配るから儲からない。本当にみんな人がいいので。

――最後に、番組の見どころを教えてください。

僕としての見どころは東出さんが牛を解体するところです。現地の人が集まって来て、東出さんが失敗した姿を見て笑っていました。ようは、生き物を殺すのは大変なことだよねって、こっち側の人は思いますが、彼らとしては日常。こっち側の人も、肉を食うときに裏側では誰かが動物を殺している。それを見なかったことにして可哀そうな出来事ってしているギャップは見どころかもしれません。あと東出さんには、また旅をするとしたら専属シェフとしてついてきてほしいです。

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――ありがとうございます!放送を楽しみにしています!

取材・文:氏家裕子
写真:mayuko yamaguchi

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世界の果てに、ひろゆき置いてきた
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東出昌大インタビュー(後編) フリーランス俳優になり野生動物から得た「生きているだけで十分」マインド
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