昭和から平成、そして令和と多くの時間が流れ、なにかにつけて「昭和は遠くなりにけり」を感じる昨今だが、今回ご紹介する動画は、今年9月の閉鎖を予定している“日本最古級の地下街”の内部を撮影したもの。まさに“去り行く時代”を感じさせる映像だ。
地下街特有の独特な低い天井の下に並ぶバラエティ豊かな店舗のシャッター。これは、神戸市内にある阪神元町駅下にあり、“日本最古級の地下街”として知られる『有楽名店街』(旧『阪神メトロ街』)で撮影されたもの(@yonezawakouji)。無論、その外観には、デパ地下にある専門店街のような華やかさはないものの、そこに漂う空気感を含め、独特な味わいが多くの日本人の郷愁を誘うという、なんとも魅力的な施設だ。しかしこの『有楽名店街』、防火上の問題から2016年に閉鎖が決まり、それを機に多くの店が閉店。すると残った十数件の店も、その後に見舞ったコロナ禍の影響を受ける形で相次いで閉店し、今年9月ついに76年の歴史に幕を閉じることとなったのだという。
なお、この『有楽名店街』、最後まで残った9店については、9月末までに移転ないし閉業となる見込みだというが、古くから親しまれてきた地下街とあって、動画の再生回数は既に10万回を突破。なお、実際に動画を観たネット上の人々からは「えっ!閉鎖?」「うそやん 是非行っておかなければ!」「時代の流れとはいえ、寂しいな。」「またひとつ昭和の風景が…」「哀しいですね…こんなに素敵な場所なのに…」「決して綺麗ではないけど なぜか不思議と落ち着く空間ですね」「こういうの残さないといかんわ 金かけて作れるモノと違う」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)
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