ネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者・ひろゆきを、アフリカのナミブ砂漠に置き去りにし、そこから始まるアフリカ横断の旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。同番組のEpisode1が8月12日(土)夜9時より配信され、飲食施設や動物園などが備えられた砂漠のロッジ・ゴアニコンテスをひろゆきが訪れ、その充実ぶりに感動する場面があった。
「アフリカを、横断して帰ってきてね」とのみ伝えられ、ひろゆきがナミビアの砂漠のド真ん中に置き去りにされたことから始まる同番組。使っていいのはローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本陸路のみ。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?ゴール地点のインド洋を目指すひろゆきを見物しようという試みだ。
旅のスタート地点であるナミブ砂漠を歩き、車道に出たひろゆきは、人生初のヒッチハイクに挑戦。なかなか停まってくれる車が現れず、一時は途方に暮れたものの、ゴアニコンテスと呼ばれるロッジに向かう車が、ひろゆきらを乗せてくれることになった。
なぜ停まってくれたのかと尋ねると、ドライバーのフィリピ・バードさんは初めに「ナミビアは犯罪率が低くて、隣の南アフリカに比べてとても低いんだよ」と治安の良さを挙げ、次に「ナミビア人の精神として、困ってる人がいたら助けようというのがある。だから停まろうと思ったんだ」と説明。これを聞いたひろゆきは「ナミビア人が親切っていうのが結構あるんじゃないかな」と語り、幸運な出会いに感謝していた。さらにこの後、親切なフィリピさんから「ゴアニコンテスに着いたらビールを奢るよ」と嬉しい申し出が。ひろゆきは満面の笑みで「Thank you so much!」と声を弾ませ、大喜びだった。
ゴアニコンテスに向かう途中には、荒涼とした景色が月面を連想させる「ムーンランドスケープ」を車窓から眺める場面も。ひろゆきは「生命の感じが全くしないですね」「ここでほっぽり出されたらかなりやばい感じ」と口にしていた。
そして、出発から30分が経った頃、ゴアニコンテスに到着。周辺には木々が生え、看板には「オアシス」の文字も。この近くには川があり、水に恵まれた土地であるため「オアシス」と呼ばれているのだという。初めにひろゆきは、バーで約束のビールを奢ってもらい、フィリピ・バードさんと笑顔で乾杯。砂漠の真ん中で冷えた生ビールを飲むという、予想外の展開となった。その後ひろゆきは、お世話になったフィリピさんに、丁重にお礼を述べ、日本から持参した時計をプレゼントしていた。
日本でロッジというと、山小屋のような宿泊施設をイメージするが、ゴアニコンテスはそれとは大きく異なり、飲食施設や動物園などの娯楽施設も備えられている様子。多くの人々が集まり、活気に満ちており、到底ここが砂漠の真ん中だとは思えない。
フィリピさんの母親で、ここのオーナーを務めているレネー・バードさんに、ひろゆきが「なぜこのロッジをつくったの?」と聞くと、「ここは砂漠で暮らす家族向けの場所なのよ」との答えが返ってきた。砂漠で暮らす子どもたちに、遊びと学びを提供するのが、ゴアニコンテスというわけだ。ここでは川で魚釣りをしたり、泳いだり、山登りをしたりと、さまざまな体験ができるのだという。
さらに、レネーバードさんは「たとえばこんな子もいたわ。何かが池で溺れているって言うから見に行ったら、アヒルが泳いでいたのよ。砂漠の子たちはニワトリとアヒルの違いも知らないの」とのエピソードも披露。ここに動物園があるのは、子どもたちに動物の種類を教えるためだったのだ。教育熱心な裕福層が集まる施設だと知ったひろゆきは「子どもに良い教育を受けさせたいと思う、余裕のある方々がいらっしゃっている」と、納得の表情で語っていた。
『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』は、毎週土曜、日曜に、ABEMAにて最新話を配信。Episode2は、8月13日(日)夜9時に配信される。