X(旧Twitter)は8日、広告収益の分配プログラムの開始を発表した。
ニュース番組「ABEMA Prime」に出演した、ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「36万円ぐらい入ってきた。特別な何かをしたわけではなく、おこづかいをもらえた」とコメント。
【映像】ひろゆき氏が公開した“36万円”の収益表(画像あり)
「よくできている仕組みだ。何人が見たかではなく、何人の有料ユーザーが見たかで決まる。青いバッジがついたユーザーに返信する人も増える。僕のように貧乏人ばかりに見られているとあまり意味がないが、有料ユーザーを優遇する施策としては、かなりおもしろい」と評価した。
ひろゆき氏によると、Xの新プログラムに参加するには、まず有料プランに登録をしないといけないという。その上で、特定のインプレッション数を超えると、収益の分配の対象になる。
「僕は240万人のフォロワーで、36万円だったが、フォロワーが3万8000人で30万円ぐらいもらっている人もいた。青いバッジの人に細かく返信をもらって、ちゃんとコミュニケーションするほうが儲かる。金持ちのユーザーをいかに集めるかだ。無料ユーザーとコミュニケーションをしても1円にもならない。炎上したら儲かるわけでもない」
YouTubeでは投稿者に入る広告収益が減少している。6月から更新していないひろゆき氏も「今の収益は月10万円ぐらいだ。最盛期に比べると10分の1か、100分の1になっている」と話す。
インフルエンサービジネスは今後どうなっていくのだろうか。
ひろゆき氏は「YouTubeも始まった頃は大した金額ではなかった。それが月に1000万円になって、年収何億円みたいな人も出てきた。おそらく、Twitterも使っているうちにそうなってくるのではないか。今はそんなに競争が激しくないので、頑張ってある程度のコアファンを増やしておくと得だと思う」と見解を述べる。
「Twitterとしても選択は正しいと思う。広告ではなく、有料ユーザーに頼っている構造だ。アイドルに返信してもらいたければ、有料プランに入って青いバッジをつければいい。それを見て『俺も入ろう』となる。有料ユーザーを増やすためにもおいしい施策だ」
(「ABEMA Prime」より)
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