ネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者・ひろゆきを、アフリカのナミブ砂漠に置き去りにし、そこから始まるアフリカ横断の旅に密着したABEMAオリジナルのバラエティ『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。その番組PRを兼ねた高橋弘樹プロデューサー&ひろゆき&東出昌大による座談会がYouTubeチャンネル「ReHacQ」にて生配信され、3人が“偉さ”の基準について語り合った。
旅の中で哲学めいたことを語るシーンの多い東出。高橋Pは「東出さんって何考えて生きてるんですか?」と質問。これを受け、東出は「世の中でよしとされてることをよしとしないっていうのを常々ある…」と語り出した。
「先日、仕事でセクシー女優と一緒になった際に、改めて考えたことがあったんです。彼女たちは『自分が出演しているアダルトビデオを友人には見て欲しくないし、後ろめたさはあるが、必ずしも悪い仕事ではない』と言っていて。胸を張っているわけではないが、仕事として向き合っている。“セクシー女優”という職業は人の快楽に直結しているし、大きな声では言わないけど、みんなにお世話になっている。その一方で、有名で権力を持って偉いとされている人でも、私利私欲に走っていたり、表層的なところを取り繕っていたりする。『先生』と呼ばれたり、この人は有名だから偉い人とされている人もいるけど、僕は取り繕わず素直に生きているセクシー女優の方が偉い場合もあるような気がして。人は何をもって偉いとするのか、崇めるのかというようなことを考えてしまいました」(東出)
この話にひろゆきも同意し、「人がやりたくないことをやってくれているのに、偉いと言われない理由がわからないですね」「アメリカとかで兵隊は死ぬかもしれない仕事、やりたくて人を撃つ人もいない。だから称賛されることもあるのに」と不思議がった。
高橋Pは「どれだけの人に役立っているかが指標の1つのなのかも。あと道徳規範も大きいのでは」と意見。ひろゆきは「身体障害者向けの性衝動を発散するセックスボランティアってあるけど、それは“偉い”の範疇に入る気がする。でも、身体障害の人が普通の風俗に行って、同じことを風俗嬢にしてもらうと、それは“偉い”にならない気がする。一般の方向けの対応になると“偉い”と評価されない。どういう基準?と思う」と違和感を強めた。
2人の話を受け、高橋Pは「どれだけ大変かというベクトルもある気がしますね」と推測。さらに「人がやりたくないことをする人は出世する。テレ東で言うと演歌番組をやっている人は出世します」と、古巣の内部事情についてもうっかりこぼしていた。