ひろゆき&東出昌大、最貧国・マラウイの一般男性宅にホームステイ トイレは穴のみ、風呂はバケツに溜めた水を利用
最貧国・マラウイの一般男性の自宅
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 ネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者・ひろゆきを、アフリカのナミブ砂漠に置き去りにし、そこから始まるアフリカ横断の旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。同番組のEpisode6が8月27日(日)夜9時より配信され、ひろゆきと旅に同行する俳優・東出昌大が、世界最貧国のひとつとされるマラウイでホームステイをし、貧しい暮らしぶりを目の当たりにする場面があった。

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 「アフリカを、横断して帰ってきてね」とのみ伝えられ、ひろゆきがナミビアの砂漠のド真ん中に置き去りにされたことから始まる同番組。使っていいのはローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本陸路のみ。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?ゴール地点のインド洋を目指すひろゆきを見物しようという試みだ。

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 マラウイで迎えた、アフリカ旅11日目。この日一行は、アフリカに来てまだ一度も口にしていない牛肉を食べたいというひろゆきの希望により、約8万円で牛を一頭購入。山奥で狩猟生活を送り、元々知識のあった東出が牛を解体し、町民らとバーベキューをすることになった。火がつくまでの間、ひろゆきと東出はビールを買いに近くの酒屋へ。店へ向かって歩く途中、東出はついてきた数人の町民と会話をし、打ち解けた雰囲気に。そのなかで東出が「誰かの家に泊まりたい」と言うと、ジョシュアという1人の男性が「じゃあうちに来るかい?」と快くOKしてくれた。あっさり宿泊交渉成立となり、ひろゆきと豊川ディレクターは、親切すぎやしないかと不安げだったが、この日はジョシュアの家に泊めてもらうことで決定した。

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 その後、ビール瓶40本を購入して元の場所へ戻ると、町民たちが一斉に集まってきた。新鮮な牛肉のバーベキューとビールを堪能し、宴のような盛り上がりだったが、騒ぎが大きくなりすぎたため、警察が来る事態に。ひろゆきらは、事情を説明するため警察署へ向かった後、ジョシュアと再会した。自宅へお邪魔する前に、まずはジョシュア行きつけのバーを訪れることに。この時ひろゆきは、カウンターに置かれていたソーセージをつまみながらビールを飲んでいたが、後にマラウイ人にとってソーセージは高級品だと知ることになる。

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 ひろゆきらは、ジョシュアに案内され、バーの店内からテラス席に移動。ここで、ジョシュアが飲んでいたものが酒ではないとわかり、そこから少しずつ、彼を含むマラウイ人の経済状況が明らかになっていく。ジョシュアは「僕はお酒が好きじゃないんだ。マラウイでは君たちみたいにお酒を楽しく飲むのは難しいんだ。ほとんどの人はビールを飲むと他のものが買えなくなる。僕もお金があまりないから飲まないんだ」と酒を飲まない理由を説明。続けて「このフルールミルクは太れるし、健康でいられる」と笑った。さらに「マラウイではソーセージはお金がある人だけ食べられるんだ」との情報も。マラウイ人にとって肉は高級品。祭りや祝い事などでしか口にできない人も多いそうだ。

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 その後はジョシュア自身の話になり、彼が1人暮らしをしている36歳で、独身であることが判明。5人のきょうだいがおり、歳の離れた妹の学費を支払っているため「こんな金銭状態じゃ結婚は難しい」のだという。「僕はいい教育を受けられなかったから、今もほぼ無職だし、妹にはしっかり教育を受けさせたいんだ」とジョシュア。スマートフォンも持っていたが、妹の学費に充てるため売ってしまい、今はガラケーを使っているのだとか。そんなジョシュアには、中古自転車やバイクの販売事業を行う夢がある。しかし、それには300万から500万クワチャ(約40〜70万円)の資金が必要だと言い、「でもそれすら僕には難しくて」と話していた。

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 バーを後にした一行は、ジョシュアの友人が営むレストランへ。ここで夕飯を食べた後、ジョシュアの自宅を訪れた。彼の家は2LDKの一軒家で、家賃は3万クワチャ(約4200円)。家の中を案内してもらうことになり、初めに寝室へ向かうと、大きなベッドが一台置かれており、ジョシュアは「1人で寝ているよ。たまに彼女と寝ることもあるけどね(笑)」とお茶目に笑った。ちなみにリビング以外は電気がなく、ジョシュアは卓上ライトで寝室を照らしていた。

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 次に、質素な炭のコンロなどが置かれたキッチンを見せてもらい、その後は外にあるトイレへ。しかしそこに便器はなく、穴がひとつ空いているだけだった。さらに、ひろゆきが「シャワーを浴びたい時は?」と尋ねると、ジョシュアは屋外のバスルームにも連れて行ってくれたが、浴槽が無いのはもちろんのこと、シャワーらしきものも見当たらない。バケツで水浴びをするのが、ジョシュア家の入浴スタイルなのだという。

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 それにしても、なぜジョシュアはひろゆきらを親切に泊めてくれたのだろうか。その理由を尋ねると「市場に行って牛を買ってさばいて、みんなにシェアしているのを見て、この人たちは絶対に悪人ではないと思ったんだ。ここにはそんなことする人はいないからね」とジョシュア。ひろゆきが「君はビールを飲まないのに運ぶのを手伝ってくれた」と言うと、ジョシュアは「僕は飲まないけど、弟2人が飲むからね」と、ビールを運んだ理由を説明した。

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 翌朝、ジョシュアは最寄りのバス停まで見送りに来てくれた。ひろゆきと東出は、お礼にボールペンと時計をプレゼントし、「本当にありがとう」と感謝。姿が見えなくなるまで手を振ってジョシュアと別れ、首都・リロングウェに向けて出発した。バスの車内で豊川ディレクターは「いい方だったな〜」「リアルな生活が見られましたね」としみじみ。すると東出は「昔の日本も長い間、ああやって生きて来たんだよなって。今のすごい便利な僕らの生活も、当たり前じゃないのかもなって思いますね」と、ジョシュアとの出会いによって得た気づきを語った。

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 その後、バスで移動するひろゆきらの映像には、昨晩ジョシュアが教えてくれた、マラウイの国民的歌手、ルーシャス・バンダの曲がBGMで流れていた。ジョシュアも大好きだというこの曲の歌詞には「私が学んだのは人と仲良くしたいなら、まずは相手を助けなさい。明日、私は1人になるから」という一節がある。ジョシュアは「この歌は、人生ではハッピーな時もあれば悪い時もある。友達がたくさんいる時もあれば、友達がいなくなって1人になる時もある。でも困ったときにこそ、自分の本当の友達が誰かわかるんだ。だって、本当の友達は大変な時にこそ、一緒にいてくれるからね」と歌詞の意味を語っていた。

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 ひろゆきらを乗せたバスは、午前9時にリロングウェに到着。ここでも現地民が次のバス停まで、道案内をしてくれた。出会う人が皆、揃いも揃って底抜けに親切なマラウイ。バスの車内で東出は「マラウイいいとこ」と笑顔で涙ぐみ、ひろゆきも「基本やっぱり人は良いですね」とうなずいていた。世界最貧国・マラウイで、人の心の温かさに触れ、感動するひろゆきと東出。しかしこの後、このバスに乗ったことがきっかけとなり、アフリカ旅最大の危機が彼らに訪れるのだった…。

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 『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』は、毎週土曜、日曜に、ABEMAにて最新話を配信。Episode7は、9月2日(土)夜9時に配信される。

世界の果てに、ひろゆき置いてきた
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