ネパールの埋葬方法が貧富の差などによって決まることが説明され、スタジオが驚く場面があった。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。
取材で訪れたシーメン集落は標高3870メートルとヒマラヤの中では比較的、標高が低いため、青々とした木が茂っている。しかし現地の人によると「この集落は冬も厳しいけど雨季も大変」という問題があるらしい。大雨や土砂崩れや落石の被害で亡くなる人がいるのだそうだ。
そんな現地の方にこの集落のお葬式についてを聞いてみた。なんでも水葬という方法があるのだそう。「布の上に亡骸を置いて、細かく切って、この川に全部流すの」と教えてくれたが、ロケに帯同しているシェルパ部族のガイドさんは「見たことないです。細かく切って投げたりはかなり珍しいですよ」と話していた。
それからナスDによる「チベットのお葬式 雑学」が行われた。
■塔葬
最も名誉ある埋葬と言われています。ダライ・ラマなど一部の法皇や生仏だけに行われます。遺体は乾燥、もしくは火葬され、遺骨や灰を霊塔の中に納めます。霊塔は金銀と様々な宝石で飾り付けられています。
■天葬
これは鳥葬の事ですね。一般的なチベット人の葬儀で遺体をハゲワシに布施します。鳥葬師は遺体を細かく切り、それらをハゲワシに捧げます。
■水葬
経済的に恵まれていない人々。ホームレスや病人、伝染病で亡くなった人々。チベット東部の山間部など、地理的にハゲワシが飛来しない場所で行われる事があります。チベット東部では、水葬は遺体を神の魚に捧げると考えるため、この土地の人は魚を食べない風習が今でもあります。
■火葬
地位と業績のある僧侶に行われる葬式です。火葬する時、僧侶にお経を唱えてもらい、バター油で火を燃やします。一般人の遺骨や遺灰は高い山の上や大きな川に散骨します。しかし、高僧の場合、特別に扱われ、骨をバラバラにして土と混ぜ、仏塔の中に入れて供えます。
■土葬
土に埋める事で、その魂は再び人間に生まれ変わる事ができないという考え方なので、土葬するのは強盗・殺人・感染病・交通事故・自殺で亡くなられた方や、殺人・放火などの重罪人や死刑に処された人間のみです。
以上のVTRを受け、スタジオのバイきんぐ西村瑞樹は「水葬というのは初めて聞きましたね。刻んで投げるって。ノールックで投げてましたよ。あんな作業的に投げるんですね」と驚いた様子。小峠英二は「貧富の差によって葬儀のやり方が違うっていうね」とまとめていた。
それから小峠が「犯罪者は土葬なんでしょ。じゃあ(テレ朝)山本(雪乃)さんは土葬だね」とボケると、山本アナは「塔葬でしょ!」と主張。バイきんぐの2人に「土葬だ!」と詰め寄られても、「塔葬ですよ!」と一切折れない気の強い山本アナだった。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)