古今、優れた美術品の中にはまるで生命が宿っているかのような、瑞々しい輝きを放つものも少なからず存在しているが、今回ご紹介する動画に登場するのはまさにそんな命の輝きを感じさせる逸品だ。
木彫刻家・大竹亮峯さん(@ryoho_otake)の『特別展「超絶技巧、未来へ」』で撮影されたというこの動画に登場するのは、大竹さんが手がけた作品の1つである『月光』。一見してわかるその美しい大輪の花に思わず見とれてしまうこの作品、実は驚きの仕掛けが。なんと、水を注ぐと、この月下美人を模した花が徐々に開き始め、やがては満開に。これは落語『竹の水仙』の中に描かれている技術を、大竹さんが発展させる形で実現させたものなのだという。ちなみに花が咲く仕組みについては、作品を見た人にどうなってほしいかを楽しんでもらいたいため「秘密」なんだとか。
美術品でありながらも、まるで本物の花のような息遣いが聞こえるこの作品が大きな話題となり動画の再生回数は既に20万回を突破。なお、実際に動画を観たネット上の人々からは「凄いですね!本物でしょ?と最初思ってしまったくらいです。」「静謐な時間をありがとうございます」「ゆっくりひらくのがまた美しいです」「貴重な映像をありがとうございます。本物の月下美人と見まごうほど 見事で美しいですね」「竹の水仙に出てくる奴だ!凄い!」「本物の月下美人みたい!」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)