人気俳優がラップバトルを繰り広げる舞台「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage」、通称「ヒプステ」。2023年9月3日から、全ディビジョンが集結する、ヒプステにとって集大成となるライブ公演「-Battle of Pride 2023-」が開催される。2019年11月の初演「track.1」から出演している山田一郎役の高野洸(26)、碧棺左馬刻役の阿部顕嵐(25)、そして、演出を務める植木豪(47)が、「ヒプステ」への想い・舞台裏を明かした。
植木:お2人も卒業を控えて、今率直な気持ちはどんな感じなのかなと思って。
高野:いや、もちろん寂しいです。
阿部:やっぱりその気持ちは結構大きいです。
高野:寂しい気持ちは絶対忘れて「BoP」を演じきりたいんですけれど、全員で作ってきたものなので、4年経ったんかっていう気持ちとか。けれど、一郎を演じられて本当に良かったので、その気持ちを最後ちゃんと出し切りたいなっていう気もします。
阿部:僕もポジティブに「絶対終わりは来る、いつか来る」と思っていたので、それがついに来たかと。だったらこの4年分の熱量をぶつけたいなって。どういうステージにラストなるかなって楽しみです。
『ヒプノシスマイク』では、登場キャラクターが「ディビジョン」と呼ばれる区画内で生活していて、領土をかけたディビジョン・ラップバトルを展開。高野演じる山田一郎と阿部演じる碧棺左馬刻は、それぞれの「ディビジョン」をまとめるチームのリーダーだ。
植木:(2人は)僕からしたらもうマジな戦友で同志で、洸くんは常に全力で、お客さんに対してもステージの上でもぶつけていくし、顕嵐くんは常にメラメラ自分の中で稽古場からも。
僕らは楽しくやっていますけれど、やるときはどこよりもマジでやったなっていう(印象)。
阿部:稽古場からおふざけっていうか楽しさ9割、本気度の1割がすごく強いって感じですけれどね。
植木:3人でよく怒られていましたもんね。
高野:そうですね。
3人がトークを展開していく中、ステージに立つキャスト同士の、知られざる絆が垣間見えた。
植木:2人が共演する中で刺激を受けた役者さんは?
阿部:豪くんですかね。
植木:共演はしていないのよ。
阿部:ヨコハマのメンバーはやっぱりバーンズも建太君もまたタイプが違う。僕もタイプが違うからこそ全然僕にないものを持っているから、リスペクトがあるし、そこはすごく刺激を受けましたね。
植木:普段から細かく打ち合わせするタイプじゃないよね。
阿部:しないですね。だから本当板の上で見せるっていうか、一切お芝居のプランは、僕たち話さないんです。自分たちで決めてくるっていうか、こうやりたいかなみたいな、あとは周りの状況次第でみたいな感じの3人だからこそ、いい化学変化が、想像を超える想像外のことが
ステージの上で起きることが多いので、それを信頼しています。
高野:僕も山田家、やっぱり尊敬するところいっぱいありますし、あと協調性だったり、真面目に取り組む姿っていうのは本当に刺激を受けますし、「やばいな、これ長男だから本当に自分も頑張らなきゃ、背中見せなきゃな」っていうふうに刺激を受けさせてもらいます。
植木:山田家、本当回を重ねるごとにどんどん兄弟に見えるよね。マイクチェックとかが本当お兄ちゃんなんですよ。「みんな聞こえなかったらちゃんとスタッフに言わなきゃいけないよ」とか。
高野:恥ずかしい。
植木:「自分の声が聞こえているのか、オケが大きいのかちゃんと言わないといけないよ」
高野:基礎言っているだけじゃん。
阿部:そんなこと俺に言ってくれない。
植木:だからお兄ちゃんだから自分ちは見てあげるんだろうなって。
高野:ちょっと言いにくいかなっていうのもあって、二郎三郎からしたら。だからちゃんと自分が思ったことは言ってほしいなっていうので(言いました)。
(『ABEMA NEWS』より)
ヒプステに登場した全ディビジョンが集結する「-Battle of Pride 2023-」の模様はABEMA PPV ONLINE LIVEで独占配信。公演終了後も見逃し配信で楽しめる。
さらに、8月15日に放送された舞台『ヒプノシスマイク』全ディビジョンのリーダーキャストたちによるABEMA PPVオリジナル番組「SPECIAL LEADERS SESSION」は9月2日まで見逃し配信で視聴可能だ。
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