BTSなどが所属する韓国大手芸能事務所「HYBE」からネクストガールズグループを誕生させるサバイバルプログラム『R U Next？（アーユーネクスト？）』が、いよいよ9月1日にファイナルを迎え、デビューメンバー6名が決定する。
【映像】村重杏奈＆丸山礼が語りつくす『R U Next ?』デビューメンバー予想
8月29日にオンエアされた「『R U Next?』デビューメンバー決定直前 地上波SP」に出演した丸山礼、HKT48出身の村重杏奈へ、ABEMA TIMESでは収録後にインタビューを実施。過酷な展開も話題になった本番組の魅力や、K-POPへの思いについて語ってもらった。
『R U Next?』を観て「HYBEのレベルはかなり高い」
――お二人はさまざまなサバイバル番組をご覧になってきたと思いますが、他の番組と比べて『R U Next？』ならではの魅力や見どころを挙げるとすると、どういうところだと思いますか？
丸山： 参加者22人中7人が日本人ということで人数も多かったんですけど、みんな本当に頼もしく戦ってくれていたことが印象深かったです。「日本人、こんなにやってくれるんだ！」っていう感動がありました。ファイナルにも3人（イロハ、モカ、ヒメナ）残りましたしね。いろんなサバイバル番組を観てきましたけど、やっぱりHYBEのレベルはかなり高いと思うので、なおさらそう思います。
村重： うん、レベルが高い！ 村重は（AKBグループが出演していた）『PRODUCE 48』をきっかけにこういうサバイバル番組を観るようになったんですけど、やっぱり『PRODUCE 48』は“48感”があるというか、親近感があったんですね。今回番組出演をきっかけに『R U Next？』を初めて観たら、さすがHYBE、全員のレベルが高すぎちゃって。「こんなに上手い子も落ちるなんて、逆に誰だったらいいの!?」と思うくらい（笑）。デビューメンバーはきっとすごくレベルが高い子たちになるだろうから、期待が大きいですね。
▲ファイナルに残ったモカ、イロハ、ヒメナ（左から）
――村重さんといえば、LE SSERAFIMのSAKURAさんこと宮脇咲良さんとは親友であり、HONG EUNCHAE（ホン・ウンチェ）さんの大ファンとしても知られていますよね。HYBEへの思い入れは人一倍なのでは？
村重： はい。HYBE大好きです！日本で上手くいかなくなったら、HYBEの社員になりたいって思うくらい。それこそアーティストが落ち込んでるときに楽屋で元気を出させる係とか、裏方でも全然いいので。
丸山： もう第2の人生を考えてる（笑）。
村重： セカンドライフは決まりです。それくらい好き。HYBEのガールズグループといえばNewJeansもすごく人気ですけど、日本のアイドルとは全然違うジャンルというか、完成されたものをずっと見せてくれるのがHYBEだな、と思います。
――SAKURAさんを筆頭に、いまやK-POPグループに日本人メンバーが所属していることも珍しくなくなってきましたよね。日本人がK-POPグループの中で活躍していくためには、何が必要だと思いますか？
丸山： やっぱり韓国語はマストですよね。日本語バージョンの歌を出すこともあるから、ほかのメンバーに日本語を教える立場を担うでしょうし。架け橋になるというかね。でも『R U Next？』に出ている日本人練習生は本当にみんな韓国語が上手ですよね。飲み込みが早いというか、吸収力が高い。
――ヒメナさんが「韓国語が上手くしゃべれない」と涙を流す場面もありましたが、渡韓してわずか3か月と考えると、十分すぎるくらいにしっかり会話できてましたよね。
丸山： はい。異国でカルチャーショックやホームシックもあるだろうに、若いうちにそれを乗り越えて頑張っている姿は、とても尊敬します。私、このオーディションを観ていて、やっぱりK-POPってすごいんだなって改めて思ったんです。難しいミッションの曲になると、どんなに練習しても上手にこなせない練習生の子もいて、でもプロのアーティストは、そんなふうにとんでもなく大変な曲も涼しい顔でやってる。努力や練習量、一瞬で見えるセンス、運……そういうものを全部かき集めて、一番を目指してる。そんなK-POPへのリスペクトが、この番組を通して私はすごく高まりました。
韓国は厳しく言ってもらえるのが羨ましい
――ちなみに参加していた22人の中で、それぞれ推しの練習生を挙げるとすると？
丸山： 私はヒメナちゃん。練習とかパート分けのときはだいたい謙遜してるけど、ステージに立つと人が変わるのが本当にカッコいい！
村重： 私はイロハちゃんと、ジミンちゃんと、ミンジュちゃん。日本人のイロハちゃんはまだ15歳で、伸びしろがすごくあると思いますし、強い感じにHYBEっぽさを感じるんです。自分に自信があるところも尊敬しているので、最後まで残ってほしいですね。
丸山： みんな素敵ですよね。エナちゃんもまだ12歳なのに、しっかり爪痕を残して帰って行ったのが誇らしかったし。あとジヒョンちゃんも推してました。5ROUNDの「I Don't Care」のステージがすごくよくて。ヒメナちゃんもだし、つまり前髪がある子が好きなのかな（笑）。ジヒョンちゃんが脱落してしまったのも悲しかったし、元LE SSERAFIMデビュー組のルカちゃんにも、夢をつかんでほしかったです……。
▲ステージで豹変するヒメナ
――番組にはコーチとして パク・ギュリ（KARA）さん、チョ・グォン（2AM）さん、キム・ジェファン（元Wanna One）さんら名だたる面々が参加して、時に厳しく時に温かく評価を伝えていますよね。サバイバル番組を観るときは、審査員やコーチにも注目するほうですか？
丸山： もちろん！ 村重ちゃんも「ギュリ（KARAのパク・ギュリ）だ！」って言ってたよね。
村重： 興奮しました！ 自分がアイドルとして好きだった方々が、審査員になってかなりシビアな評価をしていたりするとちょっと驚くんですけど、やっぱりそこにも注目して観てしまいますよね。
丸山： 私たちの世代は中学の頃にKARAを教室で踊って育ったからね。MCのスヨンさんの少女時代ももちろん追ってたし、チョ・グオンさんも、アーティストとしてはもちろんバラエティでよく観てました。彼のパロディとかが本当に面白くて、大好きで。K-POPの第二世代って、マルチに活躍している方が多いんですよね。SHINeeのKEYさんとか、SUPER JUNIORのイトゥクさんとか。そういう方の動画を中学2年くらいからずっと観てきたので、「自分もこういうコミカルな仕事に就きたいな」と思った部分もあるんですよ。
▲コーチとして参加しているギュリ
――原点となる存在なんですね。『R U Next？』のコーチたちは、かなりはっきりとした言葉でパフォーマンスへの評価を練習生に伝えたりするじゃないですか。アイドル出身の村重さんは、どう受け止めましたか？
村重： 日本でアイドルをやっていた私の環境とは全然違いますよね。韓国は厳しく言ってくれるからこそ、成長できて世界的スターが生まれるんだろうなって。子供ははっきり言われないとわからないことも多いですからね。あと、1人ひとりにしっかりアドバイスをもらえるのもいいなって。私が経験した日本のアイドルは、自己プロデュースだったんですよ。自分で考えて、自分で人気を獲得しなきゃいけないという。それも別の大変さがありますけど、私は韓国のビシバシと言ってもらえるスタイルに憧れがありますね。
――ちなみに村重さんは、アイドルとして韓国で活動してみたいと思ったことはあったんですか？
村重： 『PRODUCE 48』のときに、受けるか受けないかすごく悩んだんです。一度申し込んだんですけど、結局ギリギリで辞退しちゃって、一次審査は受けなかったんですよ。行ってたらどうなってたのかな…と思う自分もいますけど、参加したみんなの話を聞いていたら本当にすごく大変そうだったので、「やっぱり行かなくてよかったかも」とも思ったり（笑）。
丸山： 今こうやって、ちゃんと日本で地位を築いたからね。
村重： はい。日本で花開かせちゃったんで、よかったです。
丸山： 自分で言う人はいませんよ（笑）。
▲ファイナリストに残った10名
――（笑）。最後に、『R U Next？』デビューメンバー決定が目前に迫っていますが、どのような展開を期待しますか？
丸山： 日本人の子が誰か入ってくれたら嬉しいな、もしかしたら2人くらい入っちゃうかな？と期待しています。6人が誰になるのかをしっかり見届けたいですね。
村重： どうなるのか本当にわからないですけど、できれば全員幸せになってほしいです。デビューしたらきっと輝かしい、スターの生活が待っているから、それを目指して頑張ってほしいですね。『Mステ』とかもきっと出てくれますよね？ ちなみに今日は、LE SSERAFIMが『Mステ』に出るのでよろしくお願いします！
丸山： なんでそれを今あなたが告知するの？（笑）
村重： 広報隊長だから（笑）。こんな感じで、今から見ておけば『R U Next？』からのデビューグループの古参ファンになれるじゃないですか。ぜひみんなで見届けましょう！
『R U Next？』最終回は9月1日（金）よる8時40分～ABEMAにて日韓同時生放送。なお過去の『R U Next？』はABEMAにて一部無料配信中。
テキスト・取材：岸野恵加、写真：提供
