動物園で豪華な食事をする動物たちがネット上で注目を集めている。
「貧乏動物園でも動物たちが豪華なご飯を食べられる理由は?」とSNSで発信をした、群馬県の草津温泉にある動植物園「草津熱帯圏」。
コロナ禍で入園者も減少し、存続の危機にも立たされた動植物園で豪華な食事ができるワケについて飼育員に聞いた。
「地元のスーパーの方が協力してくれて毎朝、廃棄される食べ物をもらいに行っている。『捨てるにはもったいないかな』というものがけっこうあって、そういうものをお店の方が『(捨てるぐらいだったら)譲ってあげる』という感じでくれる」
スーパーで廃棄されるものには見た目は傷んでいるように見えても中身は腐っていないものも多く、飼育員がきれいにカットして動物たちにあげているそう。
この様子をTikTokに投稿すると、「素晴らしい取り組み!」「作った側も見てる側も幸せになります!」と、称賛の声が寄せられた。
この美味しそうに食べる姿が見たいからなのか、草津熱帯圏の動物のファンの方々から「この子にあげてください!」と“推し活”のようにプレゼントが届くという。
平均寿命よりもはるかに長生きしている動物が多い草津熱帯圏。飼育員は「こうした支援で普段食べられないものが食べられるので食欲も増して長生きしているのかも」と話している。(『ABEMA Morning』より)