自分の“分身ロボット”で大学の授業にリモート出席 時代遅れな制度やルールにはテクノロジーを! 12年前の画期的すぎる発明が話題に
12年前に作られた“分身ロボ”

 コロナ禍では仕事も勉強もリモートで行う形式が急速に普及することとなったが、今回ご紹介するのは、今を遡ること12年前の2011年にある学生が作ったというリモート授業用の“分身ロボ”。

【映像】12年前に作られた“分身ロボ”が動く様子

 病気や障害などにより、歩行などの日常的な動作に制約のある人でも、スムーズな社会参加を可能とする手段などを研究・開発している「オリィ研究所」の所長であるロボット研究者・吉藤オリィ氏(@origamicat)は「世の中の明らかに時代遅れな制度、ルールにはテクノロジーをぶつけていけ」という投稿とともにこの動画を公開。これは、同氏がまだ学生だった2011年に開発したという“分身ロボ”で、当時吉藤氏は体調を崩しがちで授業に出られないことが多かったため、こうした自分そっくりなロボットを作り出し、“彼”を出席させた上でリモートで質問をするなど積極的に授業に参加。その上で講師に交渉し「出席」という扱いとなったのだという。

 なお同氏は、その後こうした技術を使って、リモートで操作可能な分身ロボ「OriHime(オリヒメ)」を開発。このロボットを使うことで、脊髄性筋萎縮症などで寝たきりの状態となっている人でも、就労意欲があれば接客や配膳などの業務をリモートで担うことができるという、画期的なシステムを確立することができたという。

 コロナ禍前で仕事や勉強の“リモート参加”が定着していなかった当時の世相を鑑みると、まさに画期的なものであったといえるこの発明に、動画の再生回数は既に120万回を突破。動画を観たネット上の人々からは「すばらしい!」「めちゃくちゃ天才だ……」「リアルアバターですね 私が教授なら出席は認めますが…」「面白い リモートで授業受けてるから サボっているわけでもないし」「考え方と仕事に、感銘を受けました。感動しました。」「吉藤オリィさんのドキュメンタリー観たら、たぶんみんな応援したくなるとおもう」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA週刊BUZZ動画』)

自作の“分身”でリモート授業の出席
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