ネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者・ひろゆきを、アフリカのナミブ砂漠に置き去りにし、そこから始まるアフリカ横断の旅に密着した『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』。同番組のEpisode9が9月9日(土)夜9時より配信され、ひろゆきの旅に同行した俳優・東出昌大が、Toshl(龍玄とし)をゲストに迎えるなか、発生した問題をめぐり、番組ディレクターを説教する場面があった。
「アフリカを、横断して帰ってきてね」とのみ伝えられ、ひろゆきがナミビアの砂漠のド真ん中に置き去りにされたことから始まる同番組。使っていいのはローカル路線バス、ヒッチハイクなど基本陸路のみ。言論界で大暴れする日本一ロジカルな男・ひろゆきを、論理の通じない過酷な世界に、10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?ゴール地点のインド洋を目指すひろゆきを見物しようという試みだ。
旅も終盤に差し掛かった、18日目。ひろゆきと東出は、5時間バスに揺られ、タンザニア最大の都市・ダルエスサラームに到着した。ひろゆきに伝えられていた旅のゴールは「地図上、目の前に遮るものがないインド洋」。このルールに従い、インド洋に浮かぶ離島・ペンバ島をゴールに設定したひろゆきは、まずはペンバ島の南に位置するザンジバル島に渡るべく、乗船チケットを購入した。
船が出るまでの間、ひろゆきと東出が海を眺めながら一服していた時、旅のラストを飾る大物ゲストが姿を現した。その人物とは、奇跡的に5日間だけスケジュールが空いたというToshl。ひろゆきらと顔を合わせると、Toshlは「初めまして。龍玄としです」と自己紹介した後、にこやかな表情を浮かべながらも「タンザニアでずっと待っていました」とチクリと言った。Toshlは現地で丸2日スケジュールがあったものの、ひろゆきらの到着が大幅に遅れ、初日のほとんどを待ち時間として過ごすことになってしまったのだった。
さらにこの時、大きな問題が発生していた。Toshlはスケジュールの都合上、ザンジバル島に渡ることはできなかったのだ。豊川ディレクターは、Toshlの分の乗船チケットを購入しようとしたひろゆきを慌てて制止し、東出もToshlも、現地で過ごせるのは明日までだと伝えたうえで「ザンジバル島へ行くよりもダルエスサラームにいた方がいい」と説得。そして「みなさんで話し合いを。3人で決めていただけたら」と、最終的な決断を3人に委ねた。
しかしこの状況においても、ひろゆきは「(Toshlも)船乗っていただいて構わない」と笑っており、考えを変える気はない様子。東出は「どうすればいいんだろう…」と頭を抱えてしまった。そして東出は、豊川ディレクターを呼び止め、「3人で協議してくれという逃げが通じない段階にあると思うんですよ」とピシャリ。「可能・不可能をはっきり言わないと終わらない」と、豊川ディレクターが指揮をとるべきだと注意した。こうして豊川ディレクターとひろゆきが2人きりで話し合うことに。その間、Toshlは「僕は行かせてあげた方がいいんじゃないかなと思う。僕は最終的に行かない。それでいいんじゃないですか?」「ひろゆきさんがやりたいようにやっていただいた方がいい」と、旅の主人公であるひろゆきの意思を尊重するべきとの考えを示した。
こうしたなか、悩んだ末に東出は、Toshlとダルエスサラームに残ることを決断。その旨を豊川ディレクターが伝えに行くと、ひろゆきは「そしたら僕だけ行くで、いいんじゃないですか?」とあっさり言ってのけた。
すったもんだしたものの、最終的にはひろゆきが1人でザンジバル島へ行くことで話が決着。こうして、アフリカで多くの苦楽を共にしてきたひろゆきと東出に、突然、別れが訪れることに。果たして、それぞれの旅のラストに、どんな景色が待っているのだろうか…?
最終回となる『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』Episode10は、9月10日(日)夜9時より配信される。