過酷なヒマラヤの旅。道中の癒しの時間といえば登山料理家が作る食事の時間だが、「血のソーセージ」なる料理を食べた時の、現地ガイドの食リポに疑惑の声が上がった。
『ナスD大冒険TV』では、「天空のヒマラヤ部族 超完全版 春〜夏そして、2回目の冬絶景 編」と題した企画がスタート。合計で150日間におよぶ長期取材の模様をお届けする。
旅を続けていると、雨に打たれることもある。雨が降ると、気温がグッと下がってしまい、同時に体温も低下し、体力が奪われてしまう。さすがのナスDも「これは寒いですよ…」と正直な感想を述べていた。ここまで旅をサポートしてきたポーターたちも「こんなに歩いたのは初めてだよ……」と疲労困憊の様子だ。
そんな旅人たちの体調を気遣うように、登山家料理人が腕をふるった。今晩作るメニューは体を温めるヌードルスープだ。刻んだ「にんにく・しょうが・玉ねぎ」、そして「香辛料」を混ぜて炒めたらそこにお湯を投入し、鶏ガラスープと塩を加える。あたたかくて美味しい料理に撮影クルーは満足げな表情を浮かべた。
続いて調理しているのは「ヤギ肉のソーセージ」。血を混ぜたソーセージでなかなかに生々しい色をしている。それをにんにくとチリパウダーで味付けをして炒めた。現地ガイドのチョンバさんが試食。「うーん……美味しい」と一瞬首を捻りつつ、言葉を選ぶように感想を伝えていた。
ナスDが「ヤギの血は食べると『健康に良い』と信じられているんですよね」と語ると、取材に帯同する72歳の元テレビ朝日の“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏は「美味しいし、体に良いんじゃない。当たり前のようにまず血のソーセージを作るしね。ヤクの解体でヤクの血を飲む人がいるくらいだから」と返していた。
一方、スタジオのバイきんぐ小峠英二は日本ではなかなか見かけない「血のソーセージ」を見て、「血のやつはちょっと厳しいな……」と正直な感想を述べ、テレ朝の山本雪乃アナも「あんな黒いソーセージ見たことない…」と話した。
その上で山本アナが「私、味わえないかも…」と言うと、西村瑞樹は現地ガイドのリアクションに「『うーん…美味しい』って言ってたけれど、あれ、どっちなん? 首傾げて美味しいって本当なのかな(笑)」と疑惑の目を向けていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)