満ち欠けはあるものの、特別なとき以外は、さほど大きな変化がなくいつでも同じように見えているかに思える「月」。しかし、年間を通して見ていくと、地球との距離の変化によって、月の見かけの大きさに大きな変化があることに気づかされる。
【映像】1年分の「月」の見かけの大きさを30秒にまとめたもの
平塚市博物館で天文担当学芸員をつとめる藤井大地氏が投稿したこの動画(@dfuji1)は、NASAが公開しているデータを元に、見かけの「月」の大きさの変化を1年分まとめ、30秒ほどの動画にしたもの。動画で見ていくとわかるように「月」が見える大きさは、日々異なっており、たとえば最小サイズで見えていた2月6日と、スーパームーンとなった8月31日では、あからさまな違いが。なお、「月」の見え方のこうした違いは、藤井氏によると月の軌道が楕円を描いて回っているため、地球との距離が近いときに満月のタイミングが重なることで、大きく見えるようになるのだという。
この動画の再生回数は既に19万回を突破。なお、実際に動画を観たネット上の人々からは「月が変化してる様子がよく分かりますね。やっぱり天体観測は面白い」「こんな感じでゆらゆらしてたんですね やっと理解できました」「動いているとわかりやすいですね。」「凄い動いてるのがわかるw」「これは面白い。月が他の惑星の影響を受けて地球との距離が変わるってことなんやろうか」「月の軌道が楕円を描いているって初めて認識した。月が大きく見えるってそういう理屈だったのか」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)