
チャンネル登録者数150万人超の人気YouTuber「中町兄妹」。兄の中町JP、妹の中町綾という仲良し兄妹2人の織りなす動画が、若者を中心に絶大なる支持を集めている。そんな2人はYouTubeドリームを体現するように、兄妹で両親に「別荘」をプレゼントしたことも。YouTubeを始めて「親孝行ができるようになったのは感慨深い」と語る綾。この先、2人が目指すのは生まれ育った東京・江戸川区への恩返し。「地域密着型YouTuber」だ。
中町綾「親孝行ができるようになったのは感慨深い」両親に別荘を購入
――「第37回 マイナビ東京ガールズコレクション 2023 AUTUMN/WINTER(以下、TGC)」に出演。ランウェイの感想を。
綾: 今回はサプライズのような感じで、序盤はかっこよくきめるフリをして、ステージの先端に到着した時に、おちゃらけてみたんです。
JP: いつもはステージに登場するとすぐ手を振ったりしているんですけど、それをちょっと抑えて。今回は「下町上町中町です」ってお決まりの挨拶も封印して、今流行りのポーズをしてみました。
綾: YouTube界で革命を起こしている「ちょんまげ小僧」の挨拶をやったんです。「ひき肉です」っていうのがバズってるんですけど。
――反応はどうでしたか。
綾: ややウケでした(笑)。でも、ファンのみんなの団扇やボードがたくさん見えてすごい嬉しかったです。
JP: 兄妹としての感触は良かったんだけどね(笑)。ファンの子の団扇とかは本当にステージから全部見えるので、素直に嬉しいですね!
――この夏は、どんなファッションを楽しみましたか。
JP: 僕は今年の夏、一度も半ズボンを履かなかったですね(誇らしげに)。
綾: それ、自慢げにいうこと(笑)?
JP: でも、今まではそれがファッションポイントだったから。僕、脚がめっちゃ細いんですよ。それを隠す意味でも、長ズボンを履いて、オーバーサイズのTシャツも着て、シルエットを隠しました。でもそんな中で、長ズボンでもこんなに涼しい素材のやつあるんだって、発見がありましたね。暑さも気にならなかったです。子供じゃないので、公園で遊ぶこともないので、長ズボンでも全然いけんなって。
――綾さんは変化は感じていた。
綾: いや、感じてなかったです。それに関しては特に興味がない(笑)。
――一方の綾さんは。
綾: 今年の夏は、去年に比べてちょっと痩せたので、腕を出したり、お腹を出したりしていました。ローライズのパンツが流行ってたので、おへそを出して楽しんでました。
――中町兄妹のチャンネルは2020年10月1日に開設。3年弱で登録者数150万人超を誇る人気チャンネルとなりました。
JP: この「TGC」がそうなんですけど、ABEMAの「GENE高」で共演させていただいたGENERATIONSさんに絡んでいただいたり、そういう現状がまず信じられないです。だって中学生の時からGENERATIONSの音楽を聴いてたんだよ。
綾: そうだね。YouTuberになって、番組に出させてもらえたけど、YouTuberになってなかったら叶わないことだったので、うれしいです。
JP: スゴいことが起きてるよね。
――何が要因となって人気が急拡大したと思いますか。
綾: やっぱりTikTokは大きいと思います。私たちの切り抜き動画をファンの方がTikTokに上げてくださるんですよ。昔は自分たちが考えたゲームを動画にしていたんですけど、そういうのがバズったりしたので、ここまで来られたのかな。
JP: それと時期ですかね。コロナ禍で、YouTubeが流行ったのと同時に、僕らも活動を始めたので、時代の巡り合わせも大きかったと思います。
――生活も一変したと思います。購入したモノなどで感慨深かったものは。
綾: それこそ両親のために別荘を買ったのが、人生的にも大きかったですね。20歳で別荘を買ったんですけど、YouTubeをやってなかったら考えられないこと。そういう意味でも親孝行ができるようになったのは感慨深いです。両親は別荘に毎週行ったりして楽しんでいるみたいですけど、ほかにも旅行をプレゼントしたり。親孝行できたことが大きく変わったことかな。
JP: 僕は妹への誕生日プレゼントとして、別荘にサウナを作ったんです。それがきっかけで両親がより仲良くなったんですよ。家族の絆が強まった実感はありますね。
――兄妹ユニットとしてこれから成し遂げたいことは。
JP: それに関してはまずずっと仲良くいられますように。
綾: はは(笑)。根本的な話。
JP: 自分たちは地元が東京・江戸川区なんですけど、地元に関わるような仕事ができたらなって思います。地域密着型YouTuberとして地元に恩返しというか、そんな活動をしていきたいですね。
――2023年も残り約4か月ですが、残り期間の抱負は。
JP: 僕は渋谷でジュキヤと一緒にBar経営(BAR【J&J】渋谷店)をしているんですけど、その店舗を今年中に増やしたいです。オープンしてからまだ4か月なんですけど、お陰様で順調にいっているので、ほかの地域にも出せたらなって。
――チェーン展開を見据えている。
JP: そうですね。まずは東京……やっぱりギラつく街・港区に出したいです。(笑)あとは仕事で色んな地方にも行かせていただくんですけど、本当にどこも皆さんあったかくてその土地ならではの色があるので、そういった各地の色を活かした事業を色々できたらいいなと思ってます。まぁ、まずは地元の江戸川区からですね!
綾: 私はスキンケア(ASUNE)とアパレルブランド(JUST A NOON)を手掛けているんですけど、スキンケアのASUNEでは、私自身が色々試してみて良いな欲しいなって思ったものを、もっと商品化していけたらいいなと思ってます。アパレルブランドのJUST A NOONの方は、今年からzozoでも買えるようにしたので、よりみんなが可愛いって思えるアイテムを出せたら!AWに向けて今色々準備してます。そして、自分自身ももっと成長していけたらと思ってます!

テキスト・取材・インタビュー:中山洋平
