世界で大人気のハンティングアクションゲームシリーズ「モンスターハンター」通称「モンハン」。シリーズ累計の販売本数は9000万本と、モンスター級のメガヒットゲームだ。そんなモンハンの新作ゲームアプリ『モンスターハンターNow』が14日にリリースされた。
このアプリは「ポケモンGO」などを手掛けたNianticが位置情報やAR(拡張現実)の技術を提供。モンスターハンターシリーズを手掛けるカプコンとタッグを組むことによって実現した。
リリース後、SNSのトレンドを席巻するなど、注目度の高い『モンスターハンターNow』。ABEMAエンタメでは、制作と開発のキーマンを独自取材。モンスターハンターシリーズの統括を務めるプロデューサーの辻本良三さんとゲームディレクターの菅野千尋さんに話を聞いた。
ーー「モンスターハンターNow」リリースおめでとうございます。
辻本&菅野:ありがとうございます。
ーー率直に今のお気持ちは?
辻本:ようやくこの日がきたな。9月14日っていうのは発表していたが、Nianticの開発スタッフさんに本当に頑張っていただいてちゃんと約束通りこの日にリリースできました。
菅野:達成できました。
4年がかりで開発したという「モンスターハンターNow」だが既存のファンに加え、新たなファンの獲得も目指しているという。
菅野:これまでモンスターハンターに触れてくるきっかけがたまたまなかった方たちのテーマとして、ファーストモンスターハンターになってほしいなみたいな気持ちがあったので、モンスターハンターに触れたことがない方でもわりと最初にゲームを始めると少しずつモンスターハンターのイロハを学んでいけるようなデザインにちょっとしています。
今回のメインビジュアルは、渋谷の街に「ディアブロス」というモンスターが現れたという設定になっているが、その理由を、ABEMAエンタメだけに教えてくれた。
菅野:いろんなモンスターがいっぱいいて、1体だけをフィーチャーしているってことはないけど、やっぱりちょっと渋谷に似合うんじゃないかなって思いました。大都会のど真ん中にドーンと出てきたときに、いい絵になりそうだなという理由です。ただ、いろんなモンスターをフィーチャーしていきたいので、そこをまた楽しみにしていただけたらなと。
ーーモンスターでいうとこれまでは「リオレウス」だったなというイメージでしたが違ったんですね
辻本:そうですね、ディアブロスもシリーズの始めから出ている人気のモンスターでもありますし、逆に今回ディアブロスにスポットを当てることによってNowとディアブロスが一体化するっていうか、ディアブロスみたら、今の時期だったらNowだねって思ってもらえるというところもあって。今回ディアブロスを選ばせてもらったんです。
そしてプレイヤーが気になる情報。最強のモンスター群ともいわれる「古龍」や通常とは異なる色のモンスター、「亜種」などが実装されるのかも聞いた。
ーー古龍など実装される予定はありますか?
菅野:ちょっと今のタイミングではなかなか、まだちょっとお話できないんですけれども、亜種とかは、比較的早いタイミングで皆さんにお届けできるんじゃないかなって。
ーー今年中ですか?
菅野:それはちょっと秘密ですかね。
辻本:思ったよりは早いですよね。
菅野:そうですね。多分皆さん想像されるより…どうせ遅いんだろうなって思った方はもうちょっと早いです。
ーー最後にABEMAが独占でインタビューさせてもらっているので視聴者の皆さんに、ここだけのちょっとした小ネタでもいいので教えてくれませんか?
菅野:ここだけの話…難しいですね。一つは、今回実は、大きい公園とか大きいショッピングモールが実はすごく遊びやすくなっている仕組みが入っているんですよ。大きい公園に行っていただくと、実はモンスターがすごく出現しやすくなっていたりとかします。
菅野:モンスターって狩っていなくなって、しばらくしてまた出現するまでの時間がすごく短く設定されていたりとかするので、そこに皆さん集まっていらっしゃると思うので、何が起こるかというと、(他のプレイヤーと)マルチプレイがしやすくなる。もう一つ、小ネタとしてイベントは必ずやっていきたいと思っているので、もちろん具体的にイベントの中身の話はできないんですけど、わりと近いタイミングで、モンスターをフィーチャーしたイベントとか、季節物のイベントとか、Nowならではのやり方で皆さんに遊んでいただけるんじゃないかなと思っています。
ーーこの先、季節というと多いですよ。ハロウィーンもありますし、クリスマスもありますし。
菅野:首は縦に振らないですよ?
ーー辻本さん、いかがでしょうか。
辻本:今のところ出ているモンスターから、これからいっぱい出していきます。オリジナルモンスターをご要望いただいているので、それも考えていきたいと思いますので、いつになるかわからないですけど、考えていきたいとは思っています。
ーー実装するということでいいですか?
菅野:ちょっとそこは踏み込まずに、いただいていいですか。でも良三さんがそうおっしゃってくださっているのを、僕が裏切ることができないので。
辻本:期待してもらえれば。
菅野:頑張ります。
(『ABEMA NEWS』より)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・『インフォーマ』演者たちが語るタイでの撮影秘話
・『透明なわたしたち』話題のドラマが生まれるまでの舞台裏