2022年6月に大分県別府市で起きたひき逃げ死亡事件。大学生1人を死亡、1人を負傷させ、1年たった今も逃走を続ける八田與一(はった・よいち)容疑者に対して、死亡した大学生の遺族は「殺人罪」で告訴することを正式に決定した。
この事件での逮捕容疑は「道路交通法救護義務違反」つまり被害者に対して適切な救護をしなかったというもので、10年以上の懲役、または100万円以下の罰金、時効も7年となっている。
これまで遺族は、500万円の懸賞金を用意して時効がない殺人罪への変更を訴え続けてきたが、逮捕容疑が変わらないとして 八田容疑者に対する殺人罪での告訴状を別府警察署ならびに大分県警などに提出することになった。
すでに道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで全国に指名手配されていた八田容疑者について、警察庁は8日付で「重要指名手配」に指定。これまで道交法違反で重要指名手配に指定されたケースはなく、全国初の事例となった。
また本件は、「捜査特別報奨金」の対象となり、逮捕につながる有力情報の提供者には最大300万円が支払われる。遺族がかけている懸賞金500万円と合わせ計800万円の懸賞金がかけられた。
八田容疑者は事件の直前、事故現場近くのショッピングセンターの駐車場で、亡くなった大学生Aさんに対し一方的な言いがかりをつけていた。大分県警によると、八田容疑者の軽乗用車は時速70キロ以上で追突し、ブレーキもかけずに電柱に激突。被害者2人のバイクは、交差点の先まで吹き飛ばされ、Bさんは奇跡的に軽傷だったが、Aさんは心肺停止となり病院で死亡が確認された。大分県警は、八田容疑者が故意に追突した可能性も指摘しているが、逃走中のため明らかにはなっていない。
(ABEMA的ニュースショーより)
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