HYBEと「Geffen Records Global Audition」によるグローバルオーディション番組『The Debut: Dream Academy』のMISSION1の結果発表が行われた。
『The Debut: Dream Academy』は、HYBEと「Geffen Records Global Audition」による、アメリカを拠点とするグローバルポップガールズグループのメンバーを誕生させる番組。世界中から集まった20人の練習生が参加している。MISSION1のショーケースでは、20人がダンスチーム2つ、ボーカルチーム2つの計4チームに分かれてパフォーマンスを披露した。
1位は韓国人ナヨン、18人が残留
MISSION1の結果が発表される日。練習生たちが集められ、審査員のミトラ・ダラブ（HYBE x Geffen Records社長）、ソン・ソンドゥク（エグゼクティブクリエイター）、チャーリー・クリスティ（A&R）が話す講評を映像で見守る。2人の脱落者が発生することになる、順位発表が始まった。
グローバル投票の最終結果で1位に輝いたのは、韓国出身のナヨン。2位はフィリピン/アメリカ出身のソフィア、3位はブラジル出身のサマラの名前が呼ばれ、次々に韓国への招待状を手にしていく。そして4位はスイス出身のマノン、5位はアメリカ出身のララ。6位には韓国出身のユンチェがランクインした。この6人は自動的にMISSION2へ進出することになる。
6人を除いた14人のうち、審査員の評価によって残留できるのは12人。次々に名前が呼ばれていき、日本人のウアとメイも次のミッションへの進出を果たした。セレステは不安な気持ちが大きかったのか、名前が呼ばれ安堵したように涙。そして最後の1人としてイリヤの名前が呼ばれ、アデラとヒナリの脱落が決定した。2人とも「Pink Venom」を披露したダンスチームAのメンバーだ。
結果が明らかになる前から泣きそうになっていたヒナリ。参加者の中で最年少の14歳で、ダンス歴が短いものの高いポテンシャルを発揮していた。審査員からは「よく頑張ったのですが、正直あまり目に入ってこなかった。パフォーマンスについていけていなかったようだ。スキルやエナジー、自信など、多くの面で実力不足でした」「まだ未熟だったと思います。少し迷っている印象を受けました。そして彼女にはもっと時間が必要だと思う」と評価を受けていた。
脱落したヒナリは、「練習生との交流だったり、今までのK-POPアーティストさんの大変さがわかったり、人生で絶対にこれからできないような貴重な経験でした」と切なそうにコメントしていた。
アデラはスロバキア出身。11歳の頃からプロのバレリーナとして活躍していた。はつらつとした笑顔が魅力的だが、残念ながら脱落。審査員からはMISSION1の彼女のパフォーマンスについて、「本人によくマッチした曲だと思っていたが、自分の長所をうまく生かしきれていなかった。自分のパートでは持っているものを全て出しきっていたが、その他のパートではグループの一員として周りを支えたり、元気を分け与えるべきシーンで良さが生かされていませんでした」と厳しい評価を受けていた。
アデラは「人生で初めて記者会見で大勢の皆さんの前に立ち、自己紹介をした瞬間は忘れられない思い出になると思います」と振り返り、「大変な日々でしたが、本当に素晴らしかったです」と涙を流した。
