20代で乳がんを患った妻・千恵さんが、みそ汁づくりを通して幼い娘に生きる力を伝えようとしたノンフィクション『はなちゃんのみそ汁』(文藝春秋)の著者・安武信吾さんがアメブロを開設。2008年7月に千恵さんが死去してから15年。ブログでは、大学生になった娘との日常を中心に、千恵さんが生前につづったブログを振り返りながら発信している。
■亡き妻をTDLに連れて行かず後悔
15日に更新したブログでは「そうだったな。家族で東京ディズニーランドに行きたいって、君はずっと言ってたよね」と妻・千恵さんの事を回想。しかし「今は治療優先。遠出は病気が完治してから」と先延ばしにしていたといい「悪かった。まさか、死んでしまうとは思ってなかった」「過ぎてしまったことを後悔しても遅い。それは分かっている」と後悔をつづり「無理をしてでも、ディズニーランドに行っときゃよかった」とコメント。
■妻の亡き後に娘と行ったTDL
同ブログでは、2006年12月の生前の千恵さんのブログには「来年の目標は、部屋を常に綺麗に保つ。東京ディズニーランドと沖縄へ行く」「そのくらいですかね~。もっと大きい夢を持て!自分!」とつづられていたという。
これに対して「後悔先に立たず、というやつだ。ちくしょー。悔しい。悲しい。申し訳ない」とやり場のない気持ちを明かし、2008年11月7日に妻の亡き後、娘を連れて東京ディズニーランドに行った写真を公開し、ブログを締めくくった。