メキシコ議会で公開された“非人類の遺体”とされるものについて、現地の公聴会に出席した日本維新の会の浅川義治衆議院議員が、『ABEMA Prime』でその時の状況と見解を語った。
この“遺体”は約1000年前のもので、2017年にペルーのナスカの地上絵近くで発見されたという。メキシコ海軍責任者は「人間との関係はないと断言」。CTスキャンの結果では、骨格に接続された跡はなかったということだ。
浅川議員は「事前の打ち合わせではこういう発表がされるという情報はなく、最後の最後にハイメ・モーサンさんが持ち出してきた。私は会場の檀上にいて、向かい側の大きなモニターを見て“何?こんなものが出てきちゃったの?”と。アメリカの元パイロットのライアン・グレイブスさんも同じような反応だった。現場では『宇宙人』という言葉は出ておらず、『非人類のミイラ』と。人類の遺伝子が30%ぐらいあるというような発表で終わった。私も現物を見て、石こうや何か作り物のようにも見えたが、表面を保護するためにやっているようなことも言われていた。現場の情報では、ペルーで発掘されるこの手のミイラみたいなものは、何十体とあるらしい」と説明。
続けて、「そもそもDNAを持っている宇宙人がいるとは思えない。地球上の何かしらの生命体だった可能性は十分あると思う」との見方を示した。
また、公聴会でこうしたものが出てきたことで、「“メディアが食いついて報道する”と思った」といい、「日本から『ワイドショーに出ていたぞ』というLINEや電話が来て、やはりそうなったかと。実際、公聴会での真面目な議論は全くスルーされて、この件は大きく報道されている」と指摘した。
ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏もこれに言及し、「生物にはいろいろな多様性がある。豊臣秀吉も指が6本あったなどと言われているし、チンパンジーやボノボなど、人類とDNAを共有している類人猿なんかがいっぱいいるわけだ。そうした亜種がいて、珍しいからと死体が保存され、1000年後に変な扱いを受けているという話ではないか。こういうのを真に受けてもどうなのかなと思う」と私見を述べた。(『ABEMA Prime』より)
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