女優の飯豊まりえが主演を務め、稀代のヒットメーカー・野島伸司が手掛けるABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『何曜日に生まれたの』の第8話が10月1日に放送。衝撃のラストに視聴者から反響が寄せられた。
10年前。すい（飯豊まりえ）と雨宮（YU）が起こしたバイク事故を、たまたま通りかかって助けた人物。その人物こそが、公文竜炎（溝端淳平）だった。公文は母親とその再婚相手を包丁で刺し、医療少年院へ送られ、その後も自傷行為を繰り返し、現在は病院に収容されている妹の蕾（白石聖）のお見舞いの帰り道。すいのバイク事故に遭遇していたのだ。
衝撃の事実をようやく思い出したすいは、自分が公文に見守られていたことに気づき、同じく引きこもり状態にあるアガサこと蕾を助けたいという想いから久美（シシド・カフカ）を通じ、蕾への面会を試みる。
一方その頃公文は、物語の終着とともにすいの前から消えるつもりで、江田（井上祐貴）に「一人の男性として、彼女（すい）を支えてください」と伝え、自宅の書斎からいつも通り蕾のことを監視していた。
辛い過去を忘れさせられ、オレンジ髪のウィッグで“アガサ”としての人生を生きている蕾に対し、“蕾”として話しかけ思い出させるすいを見つけ、声を荒げる公文。それでもすいは、親の再婚により蓄積された様々な思いが爆発してしまった蕾を肯定し、「あなたはちっとも悪くないの。ただ優しくて、弱かっただけ」と寄り添い話し続ける。
結果、すいの目論みはうまくいかず。蕾はパニック発作を起こしてしまい、すいはその場を離れることに。蕾と勝手に接触し、アガサの人生を脱却させようとしたすいに、公文は「これは家族の問題です」ときっぱり。蕾はもちろん、蕾を助けることによって公文のことも助けたいというすいの気持ちも全否定し、「何かを犠牲にして、成功を収める」ことは、公文竜炎というベストセラー作家として当然のことだと語った。
公文が家に帰ると、すいを蕾のもとへ連れて行ったことに反省している久美の姿があった。公文のプライベートには介入せず、仕事上のみのさっぱりとした対人関係を構築してきたように見えた久美もまた、実は公文が蕾のことで大きなトラウマを抱えていることを心配していた1人。過呼吸になったり、パニック発作を起こす公文を心配して眠れない日々もあったという。今回、すいに協力したのも「公文を救いたい」という気持ちに共感したからだった。
そんな久美の思いにやっと気付いた公文は、「ストレスの9割が対人関係」と逃げ続けていたところから一歩踏み出すことを決意。公文竜炎としてはじめて表舞台に出て、サイン会を開催した。
公文に外の世界に連れ出してもらったすいが、今度は公文を外の世界へ引っ張り出すきっかけを作り、いよいよ全員の時間が動き出したかと思われた矢先…サイン会にやってきたアガサのコスプレをした少女（山之内すず）に、公文は刺されてしまう。
最終回目前の衝撃のラストには、視聴者から「まさかの展開にびっくり」「ハッピーエンドになってほしい」「最終回に向けて最高に面白くなっていく野島伸司脚本マジック！」「こうくるかーとなった。いつもラストにやられる。」「回収と釘付け具合がすごすぎる～～」「やだー公文さん、死なないで」など反響が寄せられている。
