“市長クラス”の出張でビジネスクラスを使うべきなのか。「1人あたり183万」の旅費に議論が巻き起こっている。
【映像】「もったいない」富山県・高岡市長のアメリカ出張の様子(複数カット)
富山県高岡市の角田悠紀市長らが9日からアメリカを訪問予定。前回訪問した11年前は全員がエコノミークラスで旅費は1人あたり31万円だったが、今回はビジネスクラスに格上げで旅費は1人あたり183万円と、前回の6倍にアップするという。
石須大雄市議は「ただでさえ高岡市は財政難で、市民のサービスを削り不便をかけている。経費節減と言っている首長がビジネスクラス、これはおかしい」と疑問を呈した。
これに高岡市・角田悠紀市長は「どうしても11年前と比較されると『エコノミーだったのがなんでビジネスなんですか?』となるんですけど、そもそもの入り口が違うので。今回、遊びで行くわけではなくビジネスであると思っています」と主張している。
市民の声を聞いてみると「もったいないお金の使い方」「税金を納める者としては納得しかねる」といった意見が寄せられた。
国際政治学者の舛添要一氏は「私が東京都知事のときにファーストクラスで行ったと叩かれたが、逆にそれで行かなかったら、メチャクチャ馬鹿にされて。『そんな田舎町から来たのか』言われちゃうんで。好き好んでやっているわけではないじゃないだけど、そういうところを叩いてくる」とコメント。
そのうえで「反論するならば市長さんは『この差に見合っただけの仕事をちゃんとやってきます』と(明言すべき)」と仕事内容で納得させるべきであり、エコノミーで行くことによる疲労や、馬鹿にされ相手にされなくなることのマイナスも含めて議論すべきだと語った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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