ヒマラヤの寺を襲った残酷な窃盗。現地の人がそのやり口を具体的に明かす場面があった。
テレビ朝日にて毎週金曜深夜に放送されていた『ナスD大冒険TV』は、10月から日曜朝11時の放送枠にお引越し(※一部地域を除く)。放送時間も45分に拡大された。現在は「天空のヒマラヤ部族 夏編」という企画が放送されている。
旅の出発点である「ジョムソン村」を出発して17日目。標高3750メートル、富士山の山頂とほぼ同じ標高に位置する「ニザール集落」(65世帯 約330人)にナスDはいる。その集落には立派なお寺があった。
その名はチベット仏教寺院「ヤンツェル・ゴンパ(寺)」。建立800年と歴史ある寺院だ。中には美術的に価値のある仏像や経典などが残されている。ナスDはそのものを目の当たりにし「これは確かにすごい価値があるんだろうな」と述べた。
しかし、だからこその苦労もある様子。施設の人は「以前、ここの仏像が28体盗まれました。7年前です。4年ほど前に見つかって全部戻ってきましたが」と話した。
続けて「そのやり口はとても残酷です。いきなり5人で襲って手足を縛り、手や足をナイフで刺した後、お寺の鍵を出せと脅してきたんです」と振り返った。
ナスDが「でも全部返ってきてよかったですね」と伝えると、施設の人は「良かったわ」とようやく笑顔を見せた。
この寺院は富士山の標高と同じくくらいの高さにある。そんな場所でも悪人は訪れるという悲しい現実があるようだ。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)