ヒマラヤの僻地にも悪人はいる。ナスDの口から「600万円を奪った」盗人の話が語られた。
テレビ朝日にて毎週金曜深夜に放送されていた『ナスD大冒険TV』は、10月から日曜朝11時の放送枠にお引越し(※一部地域を除く)。放送時間も45分に拡大された。現在は「天空のヒマラヤ部族 夏編」という企画が放送されている。
旅の出発点である「ジョムソン村」を出発して17日目。標高3750メートル、富士山の山頂とほぼ同じ標高に位置する「ニザール集落」(65世帯 約330人)にナスDはいる。
旅を再開する前に、恒例の登山料理家による朝食をいただくことに。それを食べながら、この日は、朝から物騒な話が飛び出した。
ヒマラヤ取材の中では高級食材「ヤルツァ・グンブ(昆虫を栄養として生じたキノコの総称 1本約1000円で売れる)」を紹介したことがあったが、折角収穫したものを、奪ってしまう盗人がいるそうだ。
旅に帯同する元テレビ朝日の伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏が「真剣にみんな採るよね。それしか(収入源が)ないんだもん」と語ると、ナスDが「それを奪うってとんでもないですよ。待ち構えて」と返した。
なんでも、6人程度の盗人が代表して売って現金を得た男を襲って600万円を奪ったのだそうだ。大谷氏は「多分、1日に一気に来るのを狙ったんだろうね」と推測し、ナスDは「3000〜4000本分の。ヤルツァ・グンブを奪ったわけじゃなく、売って帰ってきた現金を狙ったんですもんね」と話した。
一方、ニザール集落には、大きな警察署もあった。現地の人は「お寺を守るために7年前にできたんだ」と話した。悪い人捕まえたら、部屋に収容し、縄でくくるのだそう。警察官によると「今まで捕まえたのは4人。ギャンブルして酔っ払って暴れた」そうだ。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)