音楽を通じた社会貢献活動に取り組むMISIAが黒柳徹子と対談。自身が手掛けた絵本『ハートのレオナ』誕生のきっかけや、幼くして生涯を終えたアフリカの女の子・レオナちゃんへの思い、売上の一部を寄付していることなどを明かした。
10月13日(金)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。音楽を通じた社会貢献活動を積極的に行う歌手・MISIAが5年ぶりに出演した。
何度もアフリカを訪問し社会貢献活動を行ってきたMISIA。MISIAは現地で実際に経験したこと、訪れた場所で目にした光景を絵本にしたという。絵本のタイトルは『ハートのレオナ』。おでこにハートマークを持つライオンの女の子がペリカンの相棒とアフリカを旅するストーリーだそう。
例えば、マラリア予防の蚊除けネットを別のことに使わないよう教えているシーン。現地の住人はせっかくの蚊除けネットを洋服にしたり魚を獲るのに使ってしまうそうで、マラリアに対する正しい知識の大切さを伝えるアフリカならではのワンシーンが描かれている。
MISIAはこの絵本の売り上げの一部は重病を持つ子供たちの医療や入院している子供たちの環境整備基金などに寄付しているそう。というのも、実は主人公の「レオナ」はMISIAが親しく交流していた方のお子さんの名前。MISIAは「生まれてきてすぐ悲しい事故があって亡くなってしまったんです。入院している間に水頭症を発症して。レオナちゃんは頭の大きさを測るため、おでこにハートのガーゼを貼っていたんです」と説明した。
レオナちゃんの姉は、レオナちゃんを『ハートのレオナちゃん』と呼んでいたそう。MISIAは「こんなにも素晴らしい世界をたくさん教えてあげたかった。だからペリカンに乗せてアフリカで出会った素晴らしいものをたくさん見せてあげたかった」と絵本に込めた思いを静かな口調で語った。