日本唯一の砕氷艦「しらせ」に12歳の巨大船大好き博士ちゃんが潜入し、過酷な任務に当たる隊員を支える豪華な食事に驚いた。
10月14日(土)、テレビ朝日にて『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん 巨大船博士ちゃん非公開エリア潜入スペシャル』が放送。巨大船大好き博士ちゃんの中村一朗太くんが「砕氷艦しらせに乗って船の中を片っ端から見て回りたい」という夢を番組で叶えた。
「しらせ」は全長約138メートルの巨大砕氷艦。約16,000キロ離れた南極へ約2か月かけて航海し、氷に行く手を阻まれる場合はラミング航行(自重で砕氷しながら前進)、南極到着後は物資の運搬に活躍する。巨大な艦内は隊員約180人が海上で5か月間暮らすための工夫や秘密だらけ。食堂や浴室、寝室といった生活に必須の施設だけでなく、娯楽も楽しめるような設計になっている。
海上自衛隊全面協力のもと、齋藤艦長は一朗太くんをしらせの内部に案内。食堂を見た一朗太くんは「すごい。思ってたよりずっと広い」と驚いた。食事を作る専門隊員は1日3食約180人分の食事を用意し、隊員はセルフサービスで食事をとるそう。一朗太くんは「学校の給食の倍くらいの量」と目を丸くした。
一朗太くんは「普段どういうものが多いのか」と隊員にインタビュー。メニューに偏りはないそうだが、「毎週金曜日は決まってカレー」と曜日感覚を失わない工夫がされていた。今回特別に海自カレーを試食した一朗太くんは、「スパイスが効いてて食感が豊か。辛いけど、おいしい」と立派に食レポした。
齋藤艦長は「ご飯はご褒美」と食事の大切さを力説。「船に乗っている人は日本全国から来ている。だから、南極に行っている間はみんなの出身地方の料理を出してくれる」と語った。食事は5か月間の過酷な任務を遂行する隊員を支える立役者だった。
食堂にはソフトクリームを作る機械があり、バニラと抹茶は毎回行列ができるそう。一朗太くんは「ミックスもできる」とリポートした。
実は、食器の形にもしらせならではの工夫が。船は時に激しく揺れるため、普通のお盆に一つ一つの食器がバラバラに乗っていると滑ってしまう。そこで、皿の形にへこんだトレー大の一枚皿に盛り付け、揺れた時の被害を最小限に抑えるという。
落下防止のためテーブルにはストッパー付き。テーブルの下には椅子をはめて固定できる工夫もある。揺れが激しい時の食事はパニックになるほどだそうだ。
5か月間の任務に耐えるための秘密や工夫が随所に凝らされた「しらせ」。そこには死活問題であるゴミ処理を解決する焼却炉も!果たして一朗太くんが最も目を輝かせた場所とは?