グローバルボーイズアイドルグループを誕生させるサバイバル番組『FAN PICK』の最終話にて、ファイナルステージを前に「A-CHA!」チームの団結力が危機を迎えた。
『FAN PICK』は脱落者を出さず、合格者を順次公開していく新感覚のサバイバル番組。日本・中国・韓国をはじめとする全世界から狭き門を通過した17名が参加している。
「もう諦めの境地」
ついに迎えたファイナルミッション。練習生たちは「Wolf」「A-CHA!」という新曲2曲を、2チームに分かれて披露する。「A-CHA!」を披露するチームはこの番組への出演を機に歌やダンスを始めた練習生が多く、メンバー間の実力に差がある。
何度指摘してもディーのダンスだけが動作が揃わず、メンバーのグヒョンは「君だけ悪目立ちしている」と指摘。ハヌルは「たくさんたくさん指摘してきましたが、あまり変わらないんです。もう諦めの境地ですね。自分さえ頑張ればいいかなという感じです」と落胆し、コウタロウは「メンバー間の実力に差があるので、みんなでしっかり合わせなければいけないんですが、練習時間が短くなってしまいました」と不安げだ。
リーダーのタツヤは「グループの練習が必要だけど、みんなソロの練習に集中していました。実力的に僕がケアできないので、リーダーとして何かすべきと思いながらも、どうすべきかわからず残念でした」と漏らす。チームワークが全く育まれない状態が続き、本番のステージを迎えた。
「A-CHA!」は清涼感あるナンバー。不安視されていたディーは笑顔で溌剌と踊り、前回のミッションではドクターストップがかかりダンスを披露できなかったタツヤも、見事なダンスを披露した。年少メンバーのナムソンは見事なボーカルを披露し、7人はエネルギッシュにステージを駆け回る。これまで厳しい指摘を送ってきたボーカルディレクターのシャトンも、笑顔でステージを見守った。
ダンスディレクターのジョソンヨンは「『A-CHA!』チームはダンスの実力が『Wolf』チームより低いメンバーが集まり、大変なことがたくさんありました。私のせいで泣いたメンバーもいます」と振り返りながらも、「諦めずに最後までステージを楽しもうと話していたんですが、楽しそうで良かったです。本当にいい出来でした」と感慨深そうに称えた。
また、ディーはインド、ナムソンはベトナム、タツヤとコウタロウは日本と、多国籍なメンバー構成だった「A-CHA!」チーム。ゲスト審査員のユン・ジソンは「初めて聴く曲だったのに完璧にこなしていてみんなで助け合ったんだなということがわかりました」と称賛していた。