富士山より高い場所で味わうピザは格別だろう。ナスDが食し、「やっべぇ、ほっぺた落ちる」とその味を絶賛する場面があった。
テレビ朝日にて毎週金曜深夜に放送されていた『ナスD大冒険TV』は、10月から日曜朝11時の放送枠にお引越し(※一部地域を除く)。放送時間も45分に拡大された。現在は「天空のヒマラヤ部族 夏編」という企画が放送されている。
旅の出発点であるジョンソン村を出て19日目。ナスD一行は、秋に来た時は真っ青だった、夏のポクスンド湖を目指す。その前に、険しい山道を2日間かけて歩き、チベット仏教の聖地であるシェ・ゴンパ(水晶寺)を目指さなくてはならない。
休みなく歩き通し、苦労の末にようやくたどり着いたシェ・ゴンパ。チベット仏教の聖地で、僧院の建立は13世紀ごろ、800年以上前から巡礼者が訪れている場所だ。
標高は4160メートル、富士山より高い場所で、旅のお楽しみである登山料理家による夕食作りが始まった。まずは乾燥した水牛の肉をお湯でもどし、食べやすい大きさに切り分けたら、にんにく・しょうが・玉ねぎ・カレーパウダー・ガラムマサラと一緒に炒める。
そこに鶏ガラスープの素とかぼちゃを投入。塩と醤油で味を整え、水を入れ、圧力鍋で煮込んでいく。20分後に春雨を加えれば、「水牛とかぼちゃのカレーはるさめ」が完成した。
19日目ともなると新鮮な食材はなく、あるのは保存食など限られたものだけ。春雨を使っているのもそういう理由だ。食料を途中で調達するのはとても困難なのだ。それでも登山料理家は工夫を凝らして調理を行う。
驚きなのは、「ピザ」を作ったことだ。にんにくとしょうが、ガラムマサラにマッシュルームとツナを投入。炒めて、タネを作っておく。小麦粉を水で練り、ピザの生地を作った。
フライパンで生地の両面を焼き、こんがりさせたらピザソースを満遍なく塗る。ヤクのチーズ・タネをたっぷり乗せて、フライパンで蒸し焼き風にすれば完成。ふっくら美味しそうな出来上がりとなった。
ナスDはそのピザを食し「美味しい、このピザ!」と絶賛。「中に香辛料とかちゃんと入れて、若干カレー味に仕上げているんです。やっべぇ、ほっぺた落ちる! デレミトサ(とても美味しい!)」と、料理人に伝えていた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)