出雲大社のご利益アップ!芦田愛菜も興味津々“神々と同じルート”で巡る最強参拝ルート
出雲大社の最強参拝ルート
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 日本屈指の縁結び神社として知られる出雲大社(島根県出雲市)。全国の八百万の神々が出雲に集まるとされる旧暦の10月、新暦の11月は、全国的には神無月だが、出雲地方では神在月と呼ばれ、参拝のベストシーズンを迎える。そこで今回は、これまでに約200ヶ所の神社仏閣を参拝してきた、10歳の丸山裕加ちゃんがおすすめする、出雲大社の“最強参拝ルート”を紹介する。

【映像】芦田愛菜「行ってみたい」出雲大社の最強参拝ルート

 10月28日(土)放送の『サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系、毎週土曜よる6時56分〜)では「今訪れたい!2大ご利益神社」と題し、出雲大社と伊勢神宮を特集。神社仏閣博士ちゃん・丸山裕加ちゃん(10)が出雲大社、日本の神様博士ちゃん・佐々木秀斗くん(13)が伊勢神宮をそれぞれ訪れ、おすすめの参拝ルートを案内する企画が展開された。

目次

  • 1:稲佐の浜
  • 2:勢溜(せいだまり)大鳥居
  • 3:祓社(はらえのやしろ)
  • 4:銅鳥居
  • 5:拝殿、神楽殿
  • 6:御本殿
  • 7:十九社
  • 8:素鵞社(そがのやしろ)
  • 9:御本殿西側の賽銭箱
  • 10:万九千神社

1:稲佐の浜

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 裕加ちゃんが研究の末にたどり着いたのは、出雲にやって来た神様が訪れる場所を、同じ順番で巡る究極の参拝ルート。そのスタート地点は、出雲大社ではなく、約1キロ離れたところにある、稲佐の浜と呼ばれる海岸だ。稲佐の浜は、出雲地方での神在月に、全国の神々が最初に降り立つ玄関口のような場所であり、神々を迎える「神迎祭」が行われている。なお、稲佐の浜には弁天島があり、現在は砂浜と一体化してしまったが、かつては砂浜から30メートルほど沖合に浮かんでいた。この小さな島の上には、海の安全を祈る「沖御前神社」が建立されており、まずはここを参拝するのがおすすめだという。

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 裕加ちゃんが稲佐の浜を訪れたのには、砂を取る目的も。稲佐の浜の砂には神秘的なパワーが宿るとされ、この砂を出雲大社へ持って行き、素鵞社(そがのやしろ)に置かれている砂と交換して持ち帰ると、ご利益を受けられると言われている。ちなみに裕加ちゃんによると、波に乗ってこちらに来た砂を取るのがベストとのこと。「波が来るイコール運気が来る。波が引くとあまり縁起が良くない」と説明していた。

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2:勢溜(せいだまり)大鳥居

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 稲佐の浜の砂を取ったら、いよいよ出雲大社へ。参道入口の広場に立つのが、勢溜大鳥居だ。江戸時代、この場所には芝居小屋があり、「人々の勢いが溜まる場所」だったことから、この名前が付けられたのだという。

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3:祓社(はらえのやしろ)

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 直進して御本殿へ向かう参拝者も多いが、まずはその前に、心身をきれいにしてくれる神様が祀られている、祓社を参拝するのが良いという。なお、一般的な参拝作法は「2礼2拍手1礼」だが、出雲大社では「2礼4拍手1礼」が正式な作法とされている。

4:銅鳥居

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 拝殿の入口に立つ銅製の鳥居。江戸時代、毛利輝元の孫にあたる綱広によって寄進された。

5:拝殿、神楽殿

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 出雲大社といえば、大きなしめ縄も見どころのひとつ。銅鳥居をくぐった先に建つ拝殿には、長さ6.5メートル、重さ1トンのしめ縄がある。もちろんこちらも立派だが、その西側に位置する神楽殿には、さらに大きな日本最大級のしめ縄が。神楽殿の大しめ縄は、長さ13.6メートル、重さ5.2トンにもおよぶ。

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6:御本殿

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 国宝に指定されている御本殿は、高さ24mを誇る壮大な姿が魅力。ここには出雲大社の御祭神・大国主大神が祀られている。基本的に立ち入り禁止だが、正月5日間は特別に楼門の前まで入ることができる。

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 なお、御本殿前の地面には、3つの丸が描かれている。これらは、かつてここにあった神殿の柱の位置を表したもの。平安時代の出雲大社は現在と大きく形状が異なっており、109メートルの階段を登った先に、9本の大きな柱で支えられた高さ48メートルの空中神殿が存在した。2000年に発掘された巨大な柱は、古代の出雲大社の模型とともに、境内に展示されている。

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7:十九社

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 ここから先は、御本殿の周辺を反時計回りに巡っていく。出雲で神在月と呼ばれる旧暦の10月、出雲大社に集まった全国の神々は、主に男女の縁結びについて、7日間かけて話し合う。その際、宿泊施設として利用するのが、十九社なのだ。ちなみに十九社には19の扉があり、八百万の神々が泊まるには足りないように思えるが、始まりを表す1と終わりを表す9が隣り合う19という数字には「無限」の意味があるため、多くの神様が宿泊できるのだそうだ。

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8:素鵞社(そがのやしろ)

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 御本殿の真後ろに位置する素鵞社。いよいよここで、稲佐の浜で取って来た砂を使用する。素鵞社には、出雲大社の御祭神である大国主大神の親神にあたるスサノオノミコトが祀られており、そのパワーが宿った砂が置かれている。その砂と、稲佐の浜から持ってきた砂を交換し、持ち帰ると、ご利益があると言われているのだ。裕加ちゃんいわく、持ち帰った砂は、家の四隅に置くのが良いとのこと。なお、稲佐の浜で取った砂よりも少ない量を持ち帰るのが、マナーとされている。

9:御本殿西側の賽銭箱

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 実は御本殿の中の御神体は建物と同じ南向きではなく、西を向いている。その理由は諸説あるが、出雲大社の西側には稲佐の浜があり、全国から来る神々を出迎えるためだと考えられている。御本殿の西側にある賽銭箱は、正面から御神殿を参拝できる、知る人ぞ知る最強のご利益スポットなのだ。

10:万九千神社

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 最強参拝ルートの最後を締めくくるのが、万九千神社だ。出雲大社に集まった八百万の神々は、最後に万九千神社に立ち寄り、直会(なおらい)と呼ばれる宴会を行う。ここでは、出雲に来た神々を各地へ送り出す、神等去出(からさで)という神事が実施されている。

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 なお、スタジオでVTRを鑑賞した芦田愛菜は、出雲大社を訪れたことが無いそうだが、今回を機に行ってみたい気持ちが高まったとのこと。さらに、裕加ちゃんと「一緒に行きたい!」と目を輝かせ、「こういう参拝ルートがいいんだよとか、歴史を教えてもらえたら楽しいだろうなと思いました」と話していた。

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