20年に1度、新しい社殿に神様をうつす伊勢神宮(三重県伊勢市)の神事「式年遷宮」。その目的や20年に1度という頻度の理由について、13歳の日本の神社博士・佐々木秀斗くんが解説した。
10月28日(土)放送の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系、毎週土曜よる6時56分〜)では「今訪れたい!2大ご利益神社」と題し、出雲大社と伊勢神宮を特集。神社仏閣博士ちゃん・丸山裕加ちゃん(10)が出雲大社、日本の神様博士ちゃん・佐々木秀斗くん(13)が伊勢神宮をそれぞれ訪れ、おすすめの参拝ルートを案内する企画が展開された。
番組冒頭のスタジオトークで、伊勢神宮に行ったことがあるかと聞かれた芦田愛菜は、幼少期に訪れているものの、記憶にないことを明かし、「行ってみたいですね」と興味津々。具体的には「式年遷宮」のタイミングで訪れたいと言い、「お引越しする時と、引っ越す前で1回ずつ行って、20年間を見たい」と語った。
「式年遷宮」とは、20年に1度、隣の敷地に同じ形の社殿を造り、神様の引っ越しを行う神事のことで、約1300年続けられている。サンドウィッチマン・伊達みきおが「何のために20年に1度、社殿を交換するんですか?」と尋ねると、秀斗くんは「伊勢神宮には常若の思想があって、古くなったものを造り替え、常に若々しさを保つため」と説明した。
続けて秀斗くんは、なぜ20年に1度なのかという理由にも言及。「色々な説があるんですけど」と前置きしつつ、「宮大工の腕が育つのに20年かかる」という説を紹介した。宮大工は20年の修業で一人前になり、さらに20年経つと、棟梁や指導者になると言われている。技術を継承する意味でも、20年に1度、「式年遷宮」が行われているそうだ。