29日に配信されたABEMAのオリジナル恋愛番組『GIRL or LADY 〜私が最強〜』最終回で、ある男女が本来のルールを破って結ばれたことが大きな注目を集めている。多くの恋愛番組には番組を進めるべく厳格なルールがあるのだが、実は過去にも決められたルールを無視して、その後番組内で“事件”になったケースもちらほら。ここではそんなシーンを生んだ番組を紹介しよう。
中間告白で脱落したはずの男性が最終回でなぜか復活?若槻も思わず「こんなんルール違反だよ!」『GIRL or LADY 〜私が最強〜』
『GIRL or LADY 〜私が最強〜』は運命の恋を求めて集まった結婚願望アリの12人の女性たちが、年下組の『ガールチーム』と、年上組の『レディチーム』に分かれ、誰もが羨む理想的な男性4人を奪い合う“婚活サバイバル番組”。前半は16人全員で暮らす共同生活。後半は男性1名女性2名の3人で3日間の“トライアングル同棲”をおくり、同棲生活を通して結婚に相応しい相手かを互いに見極めていく。
中間告白が行われた第6話で、ルール上、レディ&ガールの両方から指名をもらわなければ同棲へと進めないシステムから、レディから指名を受けることが出来なかった賀来賢人似のイケメンジム経営者・シュンヤ(26歳/ジム経営・トレーナー)は脱落となった。シュンヤを一途に思っていた足立梨花似のIT企業人事・カナエ(24歳/IT企業人事)もシュンヤの脱落により、この時点でリタイアとなった。
しかし、実はその裏で誰も予想しなかったアナザーストーリーが生まれていたのだ。実は中間告白の後、シュンヤはルール違反を承知でカナエを別途呼び出し、「この先の時間を作れなくてごめんなさい」と謝罪。明日からカナエに会えない事を「オレ無理だなと思って。言葉にして伝えるね。カナエの事が好き。付き合ってほしい」とまさかの告白をしたのだ。
シュンヤの告白にカナエは「はい!」と頷き、脱落したにも関わらず半ば強引にカップル成立となった2人は、カメラを忘れたかのような熱烈なキスを展開! スタジオの若槻は「やめろ!ルール違反だぞ!」「みんな怒ってますよ、同棲した人たち」と猛ツッコミ! どうしても時間を作ってくれと番組に頼んだと話すシュンヤに、「上手い事言ってる感じだけど、ルール違反だからね。こんなんルール違反だよ!」と最後まで吠えていた。
キスシーン本番直前に気持ちが盛り上がり本気のキス!『ドラ恋』史上最大の事件
2020年に放送されたABEMA人気の恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~』にて、シリーズ史上最大の事件が勃発した。
同番組は、恋愛ドラマの撮影をしながら本当の恋をしていく新感覚の恋愛番組。毎回、配られるドラマの台本は主役のキャストが決まっておらず、メンバーたちは男女でペアを組み、主役の座を目指す。その台本には必ずベッド上でのキスシーンがあり、オーディションで受かった1組のペアだけが実際にキスをすることになる。
ドラマ第2話で主役を演じることになったのは、さちか(新田さちか)&コージ(才川コージ)のペア。コージは「大事なのは関係性だと思うので、一緒にハグしようと思って、(昨日は)1時間ぐらいずっとハグしてたんですよ」とシェアハウスでさちかと濃い時間を練習時間が過ごせたと明かしていた。またさちかも「ぶっちゃけると、一番気になってる。安心するし居心地いいし一緒にいたいと思う」とコージに惹かれていることを告白。
そんななかドラマの撮影がスタート。今回は手錠を使ったベッド上でのラブシーンということで、ふたりは常に密着状態に。さらに、コージはキスシーン直前に「監督からさっき言われてさ、オーディションの時みたいじゃなくて、今までで一番激しいキスをしてくださいって言われた」とさちかにささやき、さちかも「ドキドキするやん、そんなん言われたら」とまんざらでもない様子だった。
その後、さちかとコージは気持ちを作るために2人きりになると、本番前にも関わらず本気のキス! ドラマ撮影とは関係なく何度も何度も唇を重ねる姿に、スタジオは「きゃーー」「やばいやばい…コージがもう…」「いいの?いいの??」「すごいすごい」「心臓チョーバクバクいってる!」「やりすぎじゃない?」と声をあげていた。
ルールを破りこっそり密会…恋愛番組でタブー勃発『隣の恋は青く見える2』
2021年に放送されたABEMA人気の恋愛番組『隣の恋は青く見える2』では、ルールを破った男女をメンバーたちが激しく問い詰めるシーンがあった。
『隣の恋は青く見える2』は、パートナーへの不満や悩みを抱えている8組のカップルが、お互い同意の上で“お試し破局”を行い、“恋人公認の浮気”が許される状態になった男女の共同生活の様子を追いかける。7日間にわたる共同生活のうち、最終日に別れか復縁か、新しい恋かを決断する。
この共同生活では撮影時以外、異性と話してはいけないというルールがあった。しかし5日目の深夜、人目を忍びホテルのプールサイドでこっそり会っていた4人のメンバーがいたのだ。ナオキとキョウカ、シンタロウとマコ。いずれも互いに惹かれ合っている者たちだ。禁じられた密会を目撃したのは、キョウカの元恋人・リュウセイらの男性メンバーたち。タバコを吸おうと外へ出た際に、彼らの姿を目にしたのだという。
翌日の朝食時、シンタロウの元恋人・エリナがそのことを知りみんなの前で怒りが爆発。険しい表情で元カレ・シンタロウをにらみつけ、「何でそんな簡単にルール破れるの?今すぐ謝れよ!」と声を荒げた。緊迫した空気が朝食会場に充満する中、ナオキとシンタロウが、全体に向けて謝罪をすることに。マコも「私たちも謝った方がいい」と、キョウカと共に謝ろうとしたが、ナオキとシンタロウが「いいよ」「2人は座っていて」と制した。ナオキは「こっちに問題があるので」と、男性側に非があると説明。「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と、シンタロウと2人で頭を下げた。
やがて朝食がスタートすると「かっこいい」「みんなを代弁してくれた」と口々に言い、声を上げてくれたエリナに感謝。他のメンバーたちも、ルールを破った4人の身勝手な行動に、怒りを覚えていたのだった。一方、タブーを犯したテーブルでは、マコとキョウカが泣き出してしまい、ますます重苦しい雰囲気が続いていた。
このように恋愛番組では想いが溢れ、意図せずルールを破ってしまうシチュエーションもしばしば。しかし、そんなシーンを見せてしまうほど、出演する側も“本気”であることがうかがえる。『GIRL or LADY 〜私が最強〜』ではその後の2人の付き合いについても配信されているので、是非チェックしていただきたい。