日本将棋連盟の羽生善治会長(53)が10月28日に放送されたABEMAの『NewsBAR橋下』に出演。将棋を始めた小学年当時を振り返る場面では、大人相手に驚異の連勝を重ねた過去に「ずいぶん気の毒なことをしてしまいました(笑)」と反省の言葉を口にした。
稀代の天才棋士・羽生会長が将棋を始めたのは、小学1年生の時。当時は野球などと同じ遊びの一環として楽しんでいたというが、小学2年から八王子将棋クラブに通い出し本格的に将棋に取り組むようになった。夏休みや冬休みには各地の子供将棋大会にも数多く参加。羽生会長は「そこに参加するようになってから、ちょっとずつ強くなっていきました」と振り返った。
めきめきと頭角を現していった羽生少年だが、子供時代ならではの反省もあるという。メインパーソナリティーの橋下徹氏は愛息に将棋で負かされた経験があるといい、「他の競技で大人が小学生に負けることってまずないけど、将棋だけはズバっとやられてしまいますよね」と投げかけると、羽生会長は「いやー…、私はずいぶん気の毒なことをしてしまいました(笑)。子供の頃はなんの躊躇もなくやっていましたが、今は申し訳ないことをしたなと思います」と苦笑いを浮かべていた。
さらに記憶がよみがえった様子の羽生会長は、「70~80代のおじいちゃんと道場で対局をしていて、私が勝った時にもう一回と言ったんです。それを何回もやって4、5回続けて負かしてしまったことがあって。それはマズかったなと、後で振り返って反省しました(笑)」と頭を下げていた。
道場では広島東洋カープの野球帽をよく被っており、その驚くべき強さから「恐怖の赤ヘル」と呼ばれていたという逸話を持つ羽生会長。当時を反省して恐縮しながら語る様子に、視聴者も「笑いも取れるレジェンド」「赤ヘル時代だ」「気の毒なことw」「絶対ちょっとじゃない件」「容赦なくて草」「子供は手加減しないしなw」と多くの反応が寄せられていた。
(『NewsBAR橋下』より)