日本将棋連盟の羽生善治会長(53)が10月28日に放送されたABEMAの『NewsBAR橋下』に出演。6月に連盟会長に就任した羽生会長が、メインパーソナリティーの弁護士・橋下徹氏へ組織の改革術を訊ねた。
羽生会長が橋下氏へ相談したのは、組織の“かじ取り術”。羽生会長は「6月から会長になったものの、棋士は個人事業主なので自分も運営を全くやったことがないまま組織のトップになった。ちょっとどうしていいか…」と投げかけた。約170人の現役棋士とは雇用関係はなく、それぞれが個人事業主扱い。橋下氏は「それは大変ですね…。政治家集団と同じです。個性豊かな政治家をどうまとめるかということですよね」とトップ役の苦労に共感した。
大阪府知事や大阪市長を務めた経験を持つ橋下氏は、自身の経験を元に“物事の決め方”を伝授「提案の前に先に“決めるルール”を整えるべき」とアドバイスした。「いろいろな案は出るけど、その説明から入ると必ず反対の声が先に出てしまう。そうするとなかなかまとまらなくなってしまうので、先に決め方のルールを作る。将棋でもルールがありますよね。その中で手を考えるという」と加えると、羽生会長は「なるほど、勉強になりました!」と目を輝かせていた。
お笑い界きっての将棋ファンである、サバンナの高橋茂雄も橋下氏のアドバイスに興味津々。「最終的にもめたら、『よし!将棋で決めようか』みたいなのは!?」と提案すると、羽生会長は「それはそれで遺恨が残りそうですね(笑)」と爆笑していた。
(『NewsBAR橋下』より)