「言うはずのないような言葉を発する」介護職への暴言・セクハラは日常茶飯事? EXITりんたろー。が振り返る現場の実態
【映像】拡散した動画のイメージ図

 介護現場の厳しい現実がSNS上で拡散され、議論を巻き起こしている。高齢女性が介護職の若い女性を平手で叩く様子を映した動画。介護職の女性は「だめだよ」とたしなめ、近くにいる人も「いじめないで」と声を掛けるが、高齢女性は「怖い」とさらに叩き突き飛ばす。深刻な暴力やセクハラが問題となる中、さらにあるNGワードも議論に。それが“よっこいしょ”で、「利用者をモノ扱いするな」というクレームがあるという。

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 政府は2日、減税や物価高への対策、そして介護職の賃上げを盛り込んだ経済対策を閣議決定したが、果たして待遇は改善に向かうのか。2日の『ABEMA Prime』で、介護職経験のあるお笑いコンビEXITのりんたろー。が自身の考えを述べた。

 物議を醸した動画についてりんたろー。は「介護をやっていた身としては、わりと穏やかな風景というか、日常茶飯事だ」とコメント。自身の体験として、「昼間はすごく優しくていい方なのに、夜に認知症の症状がガッと入ると、『その人は死に損ないだから、ほっといて、私のオムツを変えてくれよ』と、その人が言うはずないような言葉を発する。最初はけっこう食らっていた。“そんなバカな”“この人がなんでそんな悲しいことを言うんだろう”と思っていたが、いちいち食らっていたらきりがないということで、付き合い方がだんだん変わっていった」と明かす。

    さらに、人手不足の中で職員のやりくりにも影響があるとして、「例えば、セクハラをする人には男性を充てることができたらいいけど、それだと現場は回らない。男性のお風呂介助は嫌だと言う女性に対して、“ごめんなさい。本当に回らないので、僕がやるしかないんです”とお願いするパターンもある」と述べた。

 また、“よっこいしょ”というワードについては、「どうこう言われても、現場はそれどころじゃない。言っても構わないし、次元が違う話だと思う」とした。

 その上で、「現場に対して、世の中も政府も距離感や温度差があることを感じる。これだけ人が足りず、賃金も安い中で、やりがい搾取をされている。より良い労働環境にならないと、いろいろなものが改善されないと思う」と述べた。(『ABEMA Prime』より)

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