昭和の名ビル・新宿アルタの大型ビジョンの意外な歴史「日本の広告業界を180度変えた」当初は伝言掲示板として活躍
昭和20年代→現在 新宿のビフォーアフター
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 昭和55年の完成以来、新宿東口を代表するスポットとして親しまれている新宿アルタ。同ビル最大の特徴であり、日本の広告業界に大きな変化をもたらした大型ビジョンの意外な歴史が紹介された。

【映像】昭和20年代→現在 新宿のビフォーアフター(複数カット)

 11月4日(土)放送の『サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系、毎週土曜よる6時56分〜)では「2人の昭和大好き博士ちゃんSP」と題した企画を展開。“航空写真博士ちゃん”こと鈴木陽心くん(18)が「昭和の名ビル」、“バブル博士ちゃん”こと中澤大輔くん(14)がバブル時代の「やりすぎブーム」をそれぞれ解説した。

 航空写真が好きすぎて、これまで1600枚以上を保存し研究してきた鈴木くん。そんな彼が現在ハマっているのが、昭和と令和の航空写真を見比べ、街の激変ぶりを観察すること。それに加え、取り壊しが進む昭和の名ビルを撮影し、記録に残す活動も行なっているという。今回は鈴木くんが新宿の街へ繰り出し、複数の名ビルを写真に収めた。

 「新宿っていったらこれですよ」。興奮する鈴木くんの前にそびえるのは、新宿東口の象徴・新宿アルタ。昭和55年に完成した同ビルの中には、衣料品店や、『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)の生放送が行われていたスタジオなどが入っている。そして同ビルを語る上で欠かせないのが、大型ビジョンだ。日本初の電球式大型ビジョンが設置された、最先端のビルとしてオープンした新宿アルタ。鈴木くんは「それまで広告は固定だった。日本の広告業界を180度変えた」とその功績を称える。

昭和の名ビル・新宿アルタの大型ビジョンの意外な歴史「日本の広告業界を180度変えた」当初は伝言掲示板として活躍
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 ちなみにビルがオープンした当初、日本初の大型ビジョンにどんな広告が表示されていたのかというと、「おでかけはひと声かけてカギかけて」という警察の防犯情報や、病院の診察情報など。当時は電球式ということもあり、映像ではなく文字情報が主流となっており、現在の大型ビジョンに流れる広告とはだいぶ毛色が違っていたのだ。

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 そして現在、新宿アルタビジョンの隣には、新たなシンボル・クロス新宿ビジョンが登場。クロス新宿ビジョンといえば、“3D巨大猫”こと「新宿東口の猫」が話題を呼んでおり、飛び出しているように見えるリアルな猫の映像が、街を行き交う人々を楽しませている。ちなみに今年7月には「新宿東口の猫」の放映2周年を記念し、新宿アルタビジョンと連携した新作映像も公開。鈴木くんは「遺伝子が受け継がれている。アルタがあるからこそ(クロス新宿ビジョンが)生まれてきた」と感慨深げに語っていた。

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 その後も鈴木くんは、日本初の超高層ホテルや、万華鏡のような美しい光景を見られる高層ビルなどを紹介していき、最後にはビル最上階の非公開エリアに潜入!そこにはこの場所でしか見ることができない、感動の絶景が待ち受けていたのだった…。『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』はABEMAで見逃し配信中。

2023年11月4日放送 - サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん
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