富士山よりも高い標高で揚げたて春巻きに、トマトスパゲッティ、カレーライス……『ナスD大冒険TV』では登山料理家による豪華な料理の数々が紹介された。
テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)。11月12日の放送回では、「天空のヒマラヤ部族 夏編」企画のこれまでの道のりを振り返るダイジェスト映像が届けられた。なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。
登山中の楽しみと言えばエネルギーを補充するための食事時間。『ナスD大冒険TV』では富士山頂よりも高い標高で作られる、登山料理家のさまざまな絶品料理が紹介されている。深夜枠での放送でもSNSには「飯テロ」と反響が寄せられていたが、お昼枠に移動しても食欲を刺激される視聴者は多いようだ。
今回のダイジェスト映像でももちろんそのシーンは公開された。まずは標高3770メートルで作られた「トマトスパゲティ」。にんにく・しょうが・小麦粉を炒め、ケチャップと塩を加えてトマトソースを作っていく。そこにヤクのチーズをたっぷりかけて、味わうのだ。
一方で、登山料理人は日本人に馴染み深い「カレー」も用意している。一度の晩餐で、スパゲティとカレーを同時に味わえるだなんて、標高3770メートルの世界でなくても、贅沢な話だ。
登山料理家は、旅人に対する気遣いも行っている。体が温まるようにルーは「辛口」。水で戻した乾燥ワラビとかつおダシとしょう油の和え物、ナスのおひたしなど、副菜もバッチリ用意した。加えて、中国伝統のエビせんべい「龍蝦片(シャーペン)」も添えられた。ナスDはそれらの料理を勢いよく食べて「美味い」と絶賛。バクバクと夢中で食べ進めていた。
さらに別日では、にんにく・しょうが・玉ねぎにカレーパウダー・コンソメ・塩を加え、しんなりするまで炒めたら、ツナを投入。これでタネが出来上がった。登山料理人が作っているのは春巻きだ。
次に取り出したのは、小麦粉の生地。綿棒で薄く伸ばすと、そこに先ほどのタネをたっぷりと乗せた。これを丁寧に巻き包み込むと、油の中へ。ここは標高4430メートル。まさか富士山よりも高い場所で、春巻きがいただけるとは……。
もちろん副菜も充実。水で戻した乾燥ワラビをかつおダシと醤油で味付けたワラビのおひたし、大根とにんじんの和え物、ひよこ豆の生地を油で揚げたインドで人気の薄焼きせんべい・パパド、そして、にんじんとカリフラワーの温野菜サラダも追加された。
ほかにも、マショウラ(乾燥保存食)とわかめの味噌汁、ヤク肉の卵とじといった日本人にはうれしい温かい料理が卓に並んだ。夕食は合計7品。驚くのはその調理時間だ。わずか2時間で仕上げた。ナスDは「こんな遠くまで食材を持ってきて、ここまで美味しく仕上げるってスゴいよな……」と感心していた。
生きる上で人間が絶対に欠かせないものは食事だ。『ナスD大冒険TV』は、ハードなロケを行うからこそ、食事のシーンがなんともいえない癒しの時間となっている。ぜひ、今後も食事のシーンに注目して欲しい。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)