橋下徹氏「賛否両論激しく対立する課題を投げていかないと」 森澤品川区長に“住民の巻き込み方”をアドバイス
【映像】橋下徹氏「“子どものために”がエンジンになっていた」

 森澤恭子品川区長が、11日のABEMANewsBAR橋下』にゲスト出演し、住民の巻き込み方について橋下徹氏に疑問を投げかけた。

【映像】橋下徹氏「“子どものために”がエンジンになっていた」

 森澤区長は「投票率が30%台と低かったり、この前の区民アンケートも回答率が20%台だったりと、行政・政治に対する住民の関心を高めるのが難しい。大阪都構想の中では住民の熱量を高めて進めていったと思うが、どうやったら実現できるのか?」と投げかけた。

 橋下氏は「大阪都構想の住民投票率は66%あったが、投票率が低いのは政治側の責任でもある。今岸田政権はやることはやっていると思うが、みんな白けたような感じなのは対立を避けるから。選挙特番のとき、“これからどういう賛否両論が沸き起こるようなテーマを設定しますか?”と聞いたら、岸田さんは“後から対立することはあるかもしれないけど、自ら狙って課題設定するものじゃない”と。そうではなく、賛成と反対が激しくぶつかり合う課題を見つけて、アジェンダ設定することが重要。もちろん、やりすぎると有権者は疲弊しちゃうから、バランスが大事だ。『否』の意見が出るようなことやると支持率が下がる、とみんな怖気づいてしまうが、議論していくと熱が高まる。小泉さんも安倍さんもそう」と話した。

 森澤氏はさらに「変えるにはエネルギーがいるが、それを数年に渡ってどう維持するのか?」と尋ねる。橋下氏は「お子さんがいらっしゃるから分かると思うが、“この子どもらがこんな不甲斐ない大阪で過ごすの嫌だな”と。よく政治家は“国民のために!”とか言うけど、上滑りしている。これを自分ごとに引き直すとアドレナリンが出続ける。“お前は自分のために政治をやっているのか”と言われるけど、そこは正直、“子どものために”がエンジンになっていた」と明かした。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)

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