「いきなり弓で殺られそうになった」。元ニュースステーションディレクターが世界辺境の部族ロケの恐怖体験を語る一幕があった。
テレビ朝日にて毎週日曜朝11時より放送されている『ナスD大冒険TV』(※一部地域を除く)。「天空のヒマラヤ部族 夏編」企画が届けられてている11月19日の放送回で、ナスD一行は、ついに夏のポクスンド湖に到着。秋のポクスンド湖は真っ青だったが、今回はどんな姿を見せたのか?なお、ABEMAでは「アベマオリジナル」と題したノーカット版が配信されている。
ポクスンド湖に到着した夜、ナスDは元テレビ朝日で『ニュースステーション』にも携わった“伝説の辺境”ディレクター・大谷映芳氏と語らい合った。ナスDが「2〜3年前に部族の取材をしたんです。大谷さんは30年前に(探検家の)関野吉晴さんと一緒に、ディレクターとして(裸族の)ヤノマミ取材に入ってますよね。あれって怖くなかったんですか?」と聞くと、大谷氏は「関野くんが前の年に行っていたので、“じゃあ行きましょう”となったの。あそこだったら村長ともコンタクトが取れたので」と話す。
続けて、大谷氏は「関野くんが(最初に)行った時はいきなり弓で殺られそうになったって」と衝撃的な告白。その上で「今度は大丈夫でしょう。ただ、慎重に行きましょうね」という話になったそうだ。
やはり、外界と接触していない部族は、接触を試みる人々を威嚇するようだ。大谷氏が「外国人が何隊か殺されているって聞いたから緊張してましたよ。ヤノマミ部族で」と話すと、ナスDも「30年前ですもんね」と反応していた。
取材中に現地では1人の青年が一晩帰らなかったことがあったそうだ。ナスDが「向こうの原始の生活をしている人って、外国人が来たとか、カメラで撮られると魂を取られて死ぬとか、“災いを呼ぶ”っていうことで大谷さんたちのせいにならなかったんですか?」と聞くと、大谷氏は「帰ってこなかった晩は占い師が一晩中お祈りしてましたね。関野くんと話して“帰ってこなかったら本当にマズイ”と。でも結局、早朝に帰って来てて、それで“まぁ良かったね”となりました。帰ってこなかった晩は異様な雰囲気でしたよ」と回顧していた。
(ABEMA『ナスD大冒険TV』より)