羽生善治九段が決勝進出 “永遠のライバル”森内俊之九段を破り初代王者へあと1勝!/将棋・達人戦
【映像】羽生九段が決勝進出を決めた瞬間

 将棋の立川立飛杯達人戦準決勝が11月25日に行われ、羽生善治九段(53)と森内俊之九段(53)に92手で勝利し、決勝進出を決めた。次戦は“初代・達人”の座を掛けて、佐藤康光九段(54)ー丸山忠久九段(53)戦の勝者と対戦する。

【映像】羽生九段が決勝進出を決めた瞬間

 4強全員が名人経験者で争われることになった準決勝1局目は、十九世名人資格保持者の羽生九段が勝利を飾った。少年時代からのライバルとして名人戦七番勝負ほか数々の大舞台で激戦を繰り広げた両者の140戦目は、達人戦準決勝に。本局は森内九段の先手で相掛かりの出だしとなった。

 互いを若々しさと熟練の勝負術を盤上でぶつけ合うように、中盤戦は激しいねじり合いに。羽生九段が攻勢に出てペースを握ると、強気の姿勢でリードを拡大した。しかし、森内九段も簡単には倒れず追い上げ、白熱の終盤戦は攻め合いが繰り広げられた。ぎりぎりの大接戦を逃げ切り、羽生九段が勝利。緊張感あふれる一局を制した。

 この結果、羽生九段の決勝進出が決定。佐藤九段ー丸山九段戦の勝者と争われる決勝戦は、25日午後4時30分の対局開始を予定している。

 新棋戦・達人戦は、2023年4月1日付で満50歳以上の現役棋士に参加資格が与えられている。第1回の出場者は、東京から32人、関西から18人、シードを含む合計54人が出場。初代「達人」の称号をかけて熱い戦いが繰り広げられている。本戦の持ち時間は各30分、切れたら一手30秒未満。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第1回達人戦立川立飛杯 準決勝・決勝
【中継】第1回達人戦立川立飛杯 準決勝・決勝
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