韓国のオーディション番組『UNIVERSE TICKET』第2話にて、フィリピンからやってきた練習生ゼリーダンカが賞賛を受けた。
『UNIVERSE TICKET』は、韓国SBSが総製作費100億ウォン(約11億円相当)をかけて送る初のガールズグループオーディション番組。世界中から集まった82人の参加者(日本からは14名が参加)がミッションに挑戦し、最終メンバーとして残った8人がデビューグループのメンバーとなる。
「BATTLE WEEK」では7日間のバトルが行われ、半数の41人のみが生き残ることができる。最初のバトルは1:1バトル。上位グループの参加者が下位グループから対戦相手を指名する。ユニコンと称されたキム・セジョン、ヒョヨン(少女時代)ら5人の審査員の投票によって勝敗が決定する。
ブレない音程、元気に投げキッス
フィリピンからやってきたゼリーダンカは、ミスインターナショナルコンテストで優勝した16歳。ミスインターナショナルのたすきを肩にかけて、キュートにポーズを決めてみせる。
K-POPに憧れて育ったゼリーダンカは「フィリピン人はK-POPが大好きで、ファン同士でコミュニティが作られたりします。それがとても素敵なことだと思いますし、私もその関わりの中心にいたいです」と番組参加の動機を語る。「今も自分が韓国にいることが信じられません。これは夢なのかなって」と喜びながら、「せっかくのチャンスなので、これを機に最高の経験をしたいです」と意気込んだ。
22位のゼリーダンカが対戦相手に選んだのは、43位で日本出身の17歳・ジェイラ。ゼリーダンカは「魅力的でかわいいので、私の対戦相手にふさわしいと思いました」と選択の理由を話した。ゼリーダンカが選曲したのはKARA「Pretty Girl」。よく通るパワフルな歌声で、元気に跳ねながらも音程をずらすことなく安定したボーカルを響かせる。最後にはウインクや投げキッスをして、観客を魅了した。
アドラは「みんな新鮮な魅力に出会ってメロメロになっているみたいですね。作曲家としてぜひ一緒に仕事をしたいと思うくらいの歌声を持っているので、歌へももっと欲を出してほしいです。思わず見惚れてしまいました」とラブコール。ユンナは「ディズニーアニメの実写版の主人公のようでした。K-POP界ではなかなか見られない魅力の持ち主なので、今後が楽しみ」と期待を寄せた。
しかし結果は2対3の僅差でジェイラが勝利。キム・セジョンは「ゼリーダンカさんのステージは確かにキュートそのものでした。でもそのかわいらしさを前面に出さなくても、十分素敵なステージができる能力があると思うので、これからは自分の実力で真剣勝負をしてほしいです」と激励した。