乃木坂46の公式ライバル「僕が見たかった青空」、通称“僕青”が来年1月31日に発売されるセカンドシングルで選抜制度を導入。選抜メンバーを「青空組」、非選抜メンバーを「雲組」と2チームに分けることが明らかになった。グループ内に衝撃が走った今回の発表だが、メンバーの中には現状の「僕青」に危機感を感じ、今回の選抜制をポジティブに捉える者も。転換期に立った、彼女たちのリアルな本音とはーー。
【映像】選抜メンバーから落選…涙する「雲組」メンバーたちとその本音
乃木坂46の公式ライバル「僕が見たかった青空」、通称“僕青”。3万人以上の応募者からオーディションを勝ち抜いた23人で活動している同グループは、8月30日にデビューしたばかりにもかかわらず、今年の「日本レコード大賞」新人賞を受賞。さらに12月には初のワンマンライブを控えるなど、今、勢いのあるグループだ。
そんな僕青のセカンドシングルでの選抜制導入理由について、スタッフは「選抜のチームともう一つのチームを作ります。チームを2つに分けることによって、僕青としての幅広い活動ができるのではないかというふうに思っております。さらに、1チームを少人数にするということで、顔を覚えていただきやすいようにしたいなという思いもあり、セカンドシングルは選抜制にしようという結論に至りました」と説明している。
選抜の基準は、これまでの活動の中での人気はもちろん、現時点での各人のダンス、ボーカルのレベルを見てとのこと。選抜メンバーチームなる「青空組」は主に表題曲となるメインの楽曲を担い、メディアでのプロモーションを軸に活動。今後、「雲組」にもオリジナルの楽曲が与えられるが、メディア露出は青空組に比べ少なく、ライブやリアルイベントなどを中心に活動していく方針だという。
今回、「青空組」に入ったのは、安納蒼衣、伊藤ゆず、金澤亜美、工藤唯愛、塩釜菜那、杉浦英恋、西森杏弥、早﨑すずき、宮腰友里亜、八木仁愛、柳堀花怜、吉本此那の12名。
メンバーに激震が走った今回の発表だが、予兆はあった。僕青の中には「このままでいいのか?」と危機感を持ったメンバーがいたのだ。
塩釜「(ファーストシングルの)売上が出て、その数字を見て、『あっやばい』って感じましたし、みんなで話しました。私たちでできることも、何かあるんじゃないかと。大人の人たちに頼るだけじゃなくて、私たちが考えていかないといけないんだなっていうのは、みんな思っていると思います」
西森「自分たちが今もらえているお仕事は、私たちの実力だけのものではなくてというのはすごく感じていて、いろんなイベントとかに出させていただく割には、あまり結果につながれてないなっていうのは、毎日思っていますが、難しいです…」
CDの売上や人気が思ったほど伸びないことへの苦悩や焦りを感じていたのだ。
早﨑は「音楽番組の収録とかも、慣れてきちゃっている部分もあって。一回一回の緊張感が前よりは(なくなっている)…最初『FNS歌謡祭』の時はみんな緊張して、ふり確認も直前までやっていたんです。だけど、すごくたくさん出させていただくうちに、やっぱ慣れが出てきちゃった感じもする。自分自身も絶対(慣れが)あると思う」とチーム内に“慣れ”の空気が蔓延していたと明かす。
変わるきっかけがが必要だと感じている最中での、今回の発表だった。
杉浦「できれば、争いというかバチバチ戦いたくはないけれど、そうしないと上へは行けないし自分自身も強くならない」
早﨑「選抜に入りたいという気持ちは全員あると思うので、入った子は逆に次は落ちないように、このまま入れるようにっていうのもあると思うし、今回選ばれなかった子も次は絶対に入りたいという気持ちがあるから。今までよりも熱量が上がると思います」
柳堀「(メンバーが)ただ一人で上がり続けようっていう感じよりも、グループとして向上心みたいなのが芽生えたと感じます」
塩釜「ライバル意識っていうのが結構出てきたかなと思う。みんなやる気はあるんだけど、どう頑張っていいかわからない状況が続いていたから、頑張る目標ができたから、チームとしてすごくよかったと思います」
選抜制度により、メンバーそれぞれの意識に変化が。「僕青」全体の空気感も変わってきそうだ。
(『ABEMA NEWS』より)
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