名曲を歌い継ぐ歌姫を選出するオーディションの予選ステージで、韓国から来日した19歳の出場者が、美空ひばりの名曲「ひばりの佐渡情話」を歌いこなし、審査員を魅了した。
【映像】美空ひばりが大好きな19歳韓国女性の演歌(20分頃~)
日韓共同で新たな歌姫を発掘する新オーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』#1が、12月1日(金)夜6時よりABEMAにて放送された。
『トロット・ガールズ・ジャパン』とは
『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組。「トロット」は日本で言う“懐メロ“のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱する。出場者の年齢は12歳から50歳までと幅広く、事前審査を通過した54組57名が予選に進出。優勝を勝ち取った者には賞金1000万円(+追加賞金)が授与される。
予選ステージでは、出場者をカテゴリー別に6つのグループに分類。グループごとに登場し、1人ずつ歌を披露する。審査員は「この人の歌を次の審査でも聴きたい」と感じたら「ゴールデンブザー」にタッチ。全員が票を投じれば「オールイン」となり、その場で本戦進出が決定するが、全員の票がそろわなかった場合は、復活候補者となる。グループ全員の歌唱が終了したタイミングで、一般審査員(観客)による投票が行われ、復活候補者の中から選ばれた1名が本戦に進出できる。
美空ひばりを歌いこなす韓国の19歳…予選ステージの結果は?
ステージに登場したソン・ビョリは19歳の若さでありながら、演歌のレパートリーは130曲以上。毎日、美空ひばりの歌を練習するほど美空ひばりのことがたまらなく好きで、大好きな演歌を歌う夢を叶えるため、日本にやってきたのだという。披露したのは、美空ひばりが好きになったきっかけの曲「ひばりの佐渡情話」だ。
イントロがスタートすると、少しあどけなさが残る彼女の表情が、大人っぽく一変。曲の世界観に浸りつつ、リズムをとった。その後はこぶしを効かせる場面もあり、演歌特有のテクニックを交えつつ熱唱。文化や言葉の壁を超越したパフォーマンスで魅了した。
しかし、惜しくも「オールイン」とはならず、復活候補者に。審査委員長の松崎しげるは「歌い出しのピッチがちょっと悪かったのは感じました」と指摘しながらも「その他は抜群でしたね」と高く評価していた。
この記事の画像一覧



