名曲を歌い継ぐ歌姫を選出するオーディションの予選ステージで、12歳の民謡チャンピオンが圧巻の歌声を披露。審査員の安藤優子は「歌い出しから泣きそうでした」と感動を伝えた。
【映像】12歳の民謡チャンピオンが歌う細川たかし(26分頃~)
日韓共同で新たな歌姫を発掘する新オーディション番組『トロット・ガールズ・ジャパン』#1が、12月1日(金)夜6時よりABEMAにて放送された。
『トロット・ガールズ・ジャパン』とは
『トロット・ガールズ・ジャパン』は、韓国で絶大な人気を誇る音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組。「トロット」は日本で言う“懐メロ“のイメージに近く、オーディションの出場者たちは昭和から平成にかけての名曲を歌唱する。出場者の年齢は12歳から50歳までと幅広く、事前審査を通過した54組57名が予選に進出。優勝を勝ち取った者には賞金1000万円(+追加賞金)が授与される。
予選ステージでは、出場者をカテゴリー別に6つのグループに分類。グループごとに登場し、1人ずつ歌を披露する。審査員は「この人の歌を次の審査でも聴きたい」と感じたら「ゴールデンブザー」にタッチ。全員が票を投じれば「オールイン」となり、その場で本戦進出が決定するが、全員の票がそろわなかった場合は、復活候補者となる。グループ全員の歌唱が終了したタイミングで、一般審査員(観客)による投票が行われ、復活候補者の中から選ばれた1名が本戦に進出できる。
圧倒的な歌唱力に度肝を抜かれる審査員が続出
さまざまな歌唱大会のグランプリ受賞者がそろうグループ「グランプリガールズ」の1人として、予選のステージに立った、外久保穂・12歳。岩手出身の外久保は、12歳ながら日本文化を背負う若き民謡チャンピオン。「南部俵積み唄全国大会」や「NHK 東北民謡コンクール岩手県大会」にて優勝経験を持つ。日本の民謡を広める歌手になることが、彼女の夢だ。また、民舞を習っているほか、尺八演奏をこなす多彩な一面も。学校では吹奏楽部でフルートを担当しているという。
選んだ曲は、1985年にリリースされた細川たかしの名曲「望郷じょんから」。歌い出すや否や、審査員席の相川七瀬はその歌唱力に圧倒された様子を見せ、トレンディエンジェル・斎藤司も、口をポカンと開けて驚きの表情。迷うことなく、その手を「ゴールデンブザー」へ伸ばした。その後もブザーを押す審査員が続出し、歌唱中に自然と拍手が起こる場面も。サビのラストには歓声も飛び交い、審査員席は拍手喝采。声量、技術力、表現力、どれをとっても完璧なパフォーマンスを披露し、本戦進出を勝ち取った。
合格が決定した瞬間、外久保は「ありがとうございます」と涙ながらに感謝。審査員の安藤優子は「年齢とかじゃなくて、歌って身体中から出てくるものなんだということを、ものすごい勢いでぶつけてくれた感じがして。最初の歌い出しから泣きそうでした」と感動の面持ちでコメントしていた。
この記事の画像一覧